12月14日、FFT(フランステニス連盟)は、1月17日に開幕する全豪オープンのワイルドカード(主催者推薦)として、男子ではルカ・プイユ(世界ランク155位)、女子ではフィオナ・フェロ(女子世界ランク104位)に与えることを発表した。
【画像】フランステニス連盟、プイユとフェロに全豪OPのワイルドカードを与えると発表
FFTは、全豪オープンを主催するテニス・オーストラリア(協会)と協定を結んでおり、同大会のワイルドカードの権利を持つ。
その権利を求め、度重なるケガによりランキングを263位まで落としている元世界ランク5位のジョー・ウィルフリード・ツォンガは、「全豪オープン出場へFFTの回答を待っている」とワイルドカードを求めていた。
だが、残念ながらツォンガには与えられず、2019年大会でベスト4入りを果たしている元世界ランク10位のプイユが出場権を手にした。
プイユは、2019年シーズンに右ヒジを故障。2度の手術を受けたことで、「もう普通にプレーできることはないと思っていた」と言うが、今シーズンをチャレンジャー大会でスタートさせると、今年3月には母国フランスの大会で約1年半ぶりにツアー勝利。4月のATPマスターズ1000モンテカルロ大会でも3回戦に進出している。
また、女子では、2021年大会で3回戦に進出している24歳のフェロにワイルドカードが与えられた。FFTは「彼女がこのワイルドカードの恩恵を受けることは当然。彼女がストレートインし、次の選手にこの招待状を使ってもらうことを願っている」とした。