フェデラー、2003年から19年連続で受賞

12月16日、ATPはファンの投票によって選出される「ファンズ・フェイバリット賞」を発表。ロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク16位)が19年連続で受賞した。


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フェデラーは、2020年の全豪オープン後に右ヒザの手術を2度受けて、ツアーから離脱。今年3月のATP250ドーハ大会でカムバックを果たした。

その後、全仏オープンではベスト16、ウィンブルドンでベスト8に進出したものの、再びヒザに問題があるとして、東京オリンピックなどを欠場。40歳を迎えた8月に3度目の手術を受け、再びツアーから離れることとなった。

2000年にスタートした同賞は、ファンのオンライン投票で選出され、初年度にグスタボ・クエルテン(ブラジル)、2001年と2002年はマラト・サフィン(ロシア)が受賞。それ以降は、フェデラーが連続で受賞しており、今年で19年連続で選ばれることとなった。

フェデラーにとっては、19度のファンズ・フェイバリット賞に加え、ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞を13回、アーサー・アッシュ・人道貢献賞を2回、カムバック賞などを受賞。5度の年間最優秀選手賞も合わせると、これまで獲得したATPアワードの数が40個目になったという。

11月半ばには、スイスメディアに対し「2022年半ばまで競技に復帰できそうにない」と語り、リハビリに励んでいるというフェデラー。ファンに愛される彼のプレーを見られる日を楽しみにしたい。
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