12月21日、テニス・カナダ(協会)は、USオープンで決勝に進出した19歳のレイラ・フェルナンデス(世界ランク24位)を女子の年間最優秀選手など3部門に選出した。
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今シーズン、フェルナンデスは、3月にメキシコ・モンテレイで開催されたWTA250大会でツアー初優勝。
ハイライトは、8月から9月にかけて行われたUSオープンだ。10代対決となった決勝では、敗れたものの、3回戦で前年優勝者の大坂なおみ(日清食品/当時世界3位)に逆転勝ちすると、アンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同17位)、エリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同5位)、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同2位)らシード勢4人に勝利。いずれもフルセットの接戦をものにして決勝に進出し、世界に衝撃を与えた。
これらの活躍もあり、88位だった世界ランクも自己最高となる24位でシーズンを終了。フェルナンデスは、2年連続で年間最優秀選手賞に選ばれたほか、シングルス最優秀選手賞、最も成長した選手に贈られるMIP賞にも選ばれた。
テニス・カナダのCEOを務めるマイケル・ダウニー氏は「新型コロナウイルスの影響で、様々な問題に直面したにもかかわらず、カナダの選手たちは私たちが誇りに思えるような素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。世界中のテニスファンは、レイラがUSオープン決勝で見せた素晴らしいプレー、試合後の年齢を超え成熟した彼女のスピーチを決して忘れることはないだろう」と、今年のフェルナンデスの戦いぶりを称えた。