大坂なおみ「コートに立つたびに楽しいと感じたい」

1月4日、世界ランク13位の大坂なおみ(フリー)は、女子ツアー開幕戦の一つ「メルボルン・サマー・セット1」(オーストラリア・メルボルン/WTA250)シングルス1回戦に登場し、フランスのアリーゼ・コルネ(同61位)に6-4、3-6、6-3のフルセットで勝利。試合後の会見では、シーズンの目標として「もう一度テニスを楽しむ方法を見つけたい」と語った。


【画像】「メルボルン・サマー・セット1」1回戦 大坂なおみ vs. A.コルネの試合スタッツ

この日の試合、大坂は第1セットを奪い、第2セットもリードしたが、そこからミスが続いてしまい、反撃を許して最終セットへ。第2ゲームでブレークに成功すると、コルネにチャンスすら与えず、力強いストロークで押し切った。

試合を通し、大坂は8本のダブルフォールトに加え、ファーストサーブ確率は38%と不安定で、ストロークの凡ミスも52本を数えた。だが、ラリー戦に持ち込めば、力強いストロークでウィナーを奪うだけでなく、相手のミスも誘ってポイントを奪取。コルネより多くのチャンスを作り出し、勝利をものにした。

試合後の会見で大坂は、昨年の開幕戦でも対戦し、よく知っている相手ということもあって、「最後まで落ち着きすぎてしまった」と反省。「ストロークで凡ミスが多かったのが残念ね。でも初戦だしもう少し慣れれば思い通りのショットが打てると思う。もう少しエネルギッシュにプレーしたい」と語った。

また、選手としての成長具合を見るため、試合ごとに小さな目標を設定するとしたものの、「大きな目標は一つだけで、それは結果とは関係ない。コートに立つたびに楽しいと感じたい。たとえ負けたとしても、できる限りの努力をしたと思って、コートを去りたいの。
あとプレスルームでは“二度と泣かない”って目標も掲げているから、それもできるといい」ともコメント。

「結果やランキングを気にしすぎるタイプだから、もう一度テニスを楽しむ方法を見つけたい」とした。

大坂は2回戦で、マリナ・ザネフスカ(ベルギー/同82位)と対戦する。
編集部おすすめ