現地3月29日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)シングルス準々決勝が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク77位)は、第9シードのダニエル・コリンズ(アメリカ/同11位)と対戦。6-2、6-1のストレートで下し、ベスト4入りを果たした。
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今大会、いまだセットを落としていない大坂。涙を流して敗れた「BNPパリバ・オープン」から切り替え、好調さを見せている。
この日の相手は、全豪オープン準優勝者のコリンズ。対戦成績は、大坂の2勝0敗で、直近の試合となった2019年3月のWTA1000インディアンウェルズ大会では6-4、6-2で下している。
試合は、序盤から互いに強烈なショットを放ち、ウィナーを奪う激しい打ち合いとなる。その中、第5ゲームでリターンエースを奪ってブレークポイントを握った大坂。粘ってラリーを繋げると、最後はネットに出てきたコリンズの足元を狙い、ミスを引き出してブレークに成功する。
第7ゲームでもコリンズのサービスゲームを破った大坂は、ブレークポイントすら握らせず6-2で第1セットを先取した。
第2セットも大坂はサーブが不安定なコリンズを攻め、第3ゲームでブレークに成功。直後のチェンジオーバー時、コリンズは肩、首の治療のためメディカル・タイムアウトを取ったが回復せず。第5、第7ゲームもブレークし、0-1から6ゲームを連取。ストレートで下し、今年1月のWTA250メルボルン大会以来となるツアー4強入りを果たした。
準決勝で大坂は、第22シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス/同28位)と対戦。ベンチッチは、準々決勝でダリア・サビル(オーストラリア/同249位)を6-1、6-2で下している。