現地5月12日、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦、第13シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同16位)に6-1、5-7、2-6で逆転負けを喫した第3シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク4位)は「また足が痛い」とし、5月22日開幕の全仏オープンへは主治医を連れていく予定だと明かした。
【動画】左足を引きずり、顔をしかめながらプレーしていたナダル
ナダルは昨年8月、悩まされているという左足の問題でシーズン終了を発表。
3月の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)後に肋骨の疲労骨折が判明して休養。前週の「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)で6週間ぶりに復帰となったナダルだが、「正直なところ、復帰してから足が辛いんだ。何日も続けてきちんとした練習ができないのが辛い。今日の試合では、自分のプレーが良くなってきていることを実感できたのに悲しいよ、せっかくポジティブなことを感じ始めたのにね」と、左足の痛みに再び苦しめられていると語っていた。
気になるのは、13度優勝している全仏オープン(5月22日~6月5日)に出場できるのかということ。
「正直、今はもう何も言えない。治療が必要とか、そういうことではない。1週間と数日後には目標があるんだ。その目標に向かって、夢を持ち続けたい。まずは、練習に痛みを感じないようにすること。
“目標に向かって、夢を持ち続けたい”と語るナダル。プレーを続けられるところまで回復を祈りたいところである。