全64選手のラケットを調査!
5月12日~15日、千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)にて開催された「2022 DUNLOP CUP全国選抜ジュニアテニス選手権大会」。今年も熱戦が繰り広げられ、14歳以下は男子・戸邉悠真(関東/TTC)、女子・上村睦実(東海/名古屋LTC)が優勝。
【グラフ一覧】2022全国選抜ジュニア、12歳以下のラケット使用メーカー別順位表はこちら
14歳以下に続き、12歳以下も男女全出場選手64人が使用していたラケットを調査した。メーカー別に集計した結果とともに、どのシリーズが多かったのかも併せて紹介する。
まずは12歳以下男子のラケット使用メーカー別順位から。
〈12歳以下男子/ラケット使用メーカー別順位〉
【1】ヨネックス[9選手]28.1%
【2】ヘッド[7選手]21.9%
【3】ダンロップ[6選手]18.8%
【4】プリンス[3選手]9.4%
【4】ウイルソン[3選手]9.4%
【6】テクニファイバー[2選手]6.3%
【7】バボラ[1選手]3.1%
【7】トアルソン[1選手]3.1%
今大会の12歳以下男子で使われていたラケットは8メーカー。14歳以下と同様に、ヨネックスが9選手と一番多かったが、2番目のヘッドとの差は2選手で、14歳以下ほど大きな差はなかった。3番目には、14歳以下では下位だったダンロップが入り(6選手が使用)、プリンス、ウイルソンがそれぞれ3選手と続いている。どのシリーズを使用していたかは、以下の通り。
〈ヨネックス(YONEX)〉
■「ブイコア(VCORE)」シリーズ:6選手
■「イーゾーン(EZONE)」シリーズ:2選手
■「ブイコアプロ(VCORE PRO)」シリーズ:1選手
〈ヘッド(HEAD)〉
■「スピード(SPEED)」シリーズ:4選手
■「グラビティ(GRAVITY)」シリーズ:1選手
■「プレステージ(PRESTIGE)」シリーズ:1選手
■「ラジカル(RADICAL)」シリーズ:1選手
〈ダンロップ(DUNLOP)〉
■「FX」シリーズ:3選手
■「SX」シリーズ:2選手
■「CX」シリーズ:1選手
〈プリンス(prince)〉
■「ビースト(BEAST)」シリーズ:1選手
■「ファントム(Phantom)」シリーズ:1選手
■「ツアー(TOUR)」シリーズ:1選手
〈ウイルソン(Wilson)〉
■「ウルトラ(ULTRA)」シリーズ:2選手
■「プロスタッフ(PRO STAFF)」シリーズ:1選手
〈テクニファイバー(Tecnifibre)〉
■「Tファイト(TFIGHT)」シリーズ:2選手
〈バボラ(BabolaT)〉
■「ピュアストライク(Pure Strike)」シリーズ:1選手
〈トアルソン(Toalson)〉
■「エスマッハツアー(S-MACH TOUR)」シリーズ:1選手
女子もヨネックスが一番だが
優勝した2選手はプリンスを使用
12歳以下女子は、次のような結果となった。
〈12歳以下女子/ラケット使用メーカー別順位〉
【1】ヨネックス[15選手]46.9%
【2】バボラ[6選手]18.8%
【3】プリンス[3選手]15.6%
【3】ヘッド[3選手]9.4%
【5】ダンロップ[2選手]6.3%
【5】ウイルソン[2選手]9.4%
【7】トアルソン[1選手]3.1%
12歳以下女子もヨネックスが一番で、14歳以下カテゴリーと同様に約半数の選手が使用していた。2番目には、男子で1選手しかいなかったバボラが6選手とランクイン。そして、プリンスとヘッドがそれぞれ3選手と続いている。
〈ヨネックス(YONEX)〉
■「ブイコア(VCORE)」シリーズ:7選手
■「イーゾーン(EZONE)」シリーズ:6選手
■「ブイコアプロ(VCORE PRO)」シリーズ:2選手
〈バボラ(BabolaT)〉
■「ピュアアエロ(Pure Aero)」シリーズ:2選手
■「ピュアドライブ(Pure Drive)」シリーズ:2選手
■「ピュアストライク(Pure Strike)」シリーズ:2選手
〈プリンス(prince)〉
■「ビースト(BEAST)」シリーズ:3選手
〈ヘッド(HEAD)〉
■「スピード(SPEED)」シリーズ:2選手
■「ラジカル(RADICAL)」シリーズ:1選手
〈ダンロップ(DUNLOP)〉
■「CX」シリーズ:1選手
■「SX」シリーズ:1選手
〈ウイルソン(Wilson)〉
■「ブレード(BLADE)」シリーズ:1選手
■「クラッシュ(CLASH)」シリーズ:1選手
〈トアルソン(Toalson)〉
■「エスマッハツアー(S-MACH TOUR)」シリーズ:1選手
そして、男子と女子を合計すると、下記のような順位となる。
〈12歳以下男子&女子/ラケット使用メーカー別順位〉
【1】ヨネックス[24選手]37.5%
【2】ヘッド[10選手]15.6%
【3】ダンロップ[8選手]12.5%
【4】バボラ[7選手]10.9%
【5】プリンス[6選手]9.4%
【6】ウイルソン[5選手]7.8%
【7】テクニファイバー[2選手]3.1%
【7】トアルソン[2選手]3.1%
ヨネックスが一番だったが、昨年の使用率(45.3%)に比べると、今年はやや減った形に。その一方で、昨年の使用率(1.6%)から大きく増えたのがプリンス。12歳以下カテゴリーで優勝した男子・石井千博、女子・西脇美結はともにプリンスのラケットを使用していた。
男女を合わせたシリーズ別使用者数は以下の通り。12歳以下も14歳以下と同様に、ヨネックスの「ブイコア」シリーズ使用者が最も多かったが、ラケットの種類については、14歳以下は17シリーズだったのに対し、12歳以下は22シリーズと、よりさまざまな種類のモデルが見られた。
〈ヨネックス(YONEX)〉
■「ブイコア(VCORE)」シリーズ:13選手
■「イーゾーン(EZONE)」シリーズ:8選手
■「ブイコアプロ(VCORE PRO)」シリーズ:3選手
〈ヘッド(HEAD)〉
■「スピード(SPEED)」シリーズ:6選手
■「ラジカル(RADICAL)」シリーズ:2選手
■「グラビティ(GRAVITY)」シリーズ:1選手
■「プレステージ(PRESTIGE)」シリーズ:1選手
〈ダンロップ(DUNLOP)〉
■「SX」シリーズ:3選手
■「FX」シリーズ:3選手
■「CX」シリーズ:2選手
〈バボラ(BabolaT)〉
■「ピュアストライク(Pure Strike)」シリーズ:3選手
■「ピュアアエロ(Pure Aero)」シリーズ:2選手
■「ピュアドライブ(Pure Drive)」シリーズ:2選手
〈プリンス(prince)〉
■「ビースト(BEAST)」シリーズ:4選手
■「ファントム(Phantom)」シリーズ:1選手
■「ツアー(TOUR)」シリーズ:1選手
〈ウイルソン(Wilson)〉
■「ウルトラ(ULTRA)」シリーズ:2選手
■「ブレード(BLADE)」シリーズ:1選手
■「クラッシュ(CLASH)」シリーズ:1選手
■「プロスタッフ(PRO STAFF)」シリーズ:1選手
〈テクニファイバー(Tecnifibre)〉
■「Tファイト(TFIGHT)」シリーズ:2選手
〈トアルソン(Toalson)〉
■「エスマッハツアー(S-MACH TOUR)」シリーズ:2選手
最後に、14歳以下と12歳以下全128選手のラケット使用メーカー別順位を紹介。
〈14歳以下&12歳以下男女/ラケット使用メーカー別順位〉
【1】ヨネックス[55選手]43.0%
【2】ウイルソン[14選手]10.9%
【2】プリンス[14選手]10.9%
【2】バボラ[14選手]10.9%
【5】ヘッド[13選手]10.2%
【6】ダンロップ[12選手]9.4%
【7】テクニファイバー[3選手]2.3%
【8】トアルソン[2選手]1.6%
【9】ミズノ[1選手]0.8%
ヨネックス使用者が群を抜いて多いことがわかる。ただ、次のウイルソン、プリンス、バボラはそれぞれ14選手、続くヘッドは13選手、そしてダンロップは12選手と、2位以降については使用者数にそれほど大きな差は見られなかった。
【画像】12歳以下、男女全出場選手64人の迫力あるプレー写真はこちら