所得隠しの罪で禁錮刑のベッカーが新たな刑務所に移送と英各紙が報道
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刑期後は国外追放になる可能性が高いというベッカー

5月25日、イギリス各紙は、元世界ランク1位のボリス・ベッカー(ドイツ)が、新たな刑務所に移送されたと伝えた。

【動画】17歳7ヵ月で制覇した1985年ウィンブルドン決勝

現役時代、ベッカーはプロ入り2年目、1985年のウィンブルドンを、大会史上最年少となる17歳7ヵ月で制覇。
1991年には世界ランク1位にもなり、1999年の引退までに6度グランドスラムを制している。また引退後は、2013年～2017年までノバク・ジョコビッチ(セルビア／同1位)のコーチを務め、6度のグランドスラム優勝に導いている。

ベッカーは、破産後に隠していた250万ポンド(約4億円)の資産が見つかった罪で、4月30日に2年半の禁錮刑と判決を受け、カテゴリーBのワンズワース刑務所に拘留されたと報道されている。しかし、彼の弁護士によるとベッカーは、よりセキュリティ・レベルが低いカテゴリーCの「HMPハンターコム」に収容されたと発表しているとのこと。

現在イギリスに住むベッカーだが、ドイツ国籍のため、12ヵ月以上の実刑判決を受けた英国籍を持たない外国人は自動的に国外退去処分になるというルールが適応される可能性が高いという。
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