6月5日、「全仏オープン」男子シングルス決勝が行われ、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)と第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)と対戦。第1セットを6-3で先取したナダルが、第2セットも6-3で奪い、14度目の優勝まであと1セットとした。
【動画】“スーパーショット!!”ナダルが見せたストローク・ウィナー
ナダルはファーストサーブ確率が57%だったものの、そのうち88%でポイントを獲得。1ブレークを許したものの、盤石なストロークでルードのミスを誘って、6-3で第1セットを奪う。
続く第2セット第1ゲーム、ルードはナダルを左右に揺さぶるも、なかなか崩れてくれず3本のブレークポイントを握られてしまう。それでも浅くなったチャンスボールでしっかり攻撃。プレッシャーがありながらもなんとかキープに繋げる。序盤でリードを許したくないルードにとっては大きなサービスキープだ。
その後、徐々にストローク戦でリズムをつかめてきたルードは、第3ゲームでチャンスを握るとナダルがダブルフォールト。3-1と初めてリードを奪った。
だが、ナダルもそう簡単にいかせない。ミスが続いたルードからブレークポイントを握ると、ラリー戦を制してすぐさまブレークバック。直後のサービスゲームもラブゲームキープとルードにプレッシャーをかけていく。
3-3で迎えた第7ゲームではポイントを先行したルードだが、ナダルの精度の高いストローク、コートカバーリングを前にキープできない。
これでナダルの2セットアップ。今年最初のグランドスラム、全豪オープンに続いて22度目のグランドスラム制覇にあと1セットとした。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
【特集】全仏オープン2022の記事はこちら