現地6月27日、ウィンブルドン男子シングルス1回戦、第10シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク13位)に敗れたスタン・ワウリンカ(スイス/同267位)は、記者会見で「もう一度、練習に戻って自分を信じてやり続ける以外に選択肢はない。自分は本当に高いレベルに戻ることができると感じているし、信じているからなんだ」と語った。
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昨年2度に渡って左足の手術を受け、今年3月にチャレンジャー大会で復帰を果たした37歳のワウリンカにとって、ウィンブルドンには特別なグランドスラムである。それというのも、2014年に全豪オープン、2015年に全仏オープン、2016年にUSオープンを制しており、芝で頂点に立てば、キャリア・グランドスラム達成となるからだ。
しかし、シナー戦では激しい打ち合いの末に、5-7、6-4、6-3、6-2で敗戦。「いくつかポジティブなことがあったが、今は、それに満足というより、ガッカリしている。もっともっとやれたと思うんだ。今日の自分のレベルを見て、試合の中で本当に悔しい思いをした」と悔しさをあらわにしたワウリンカ。
さらに、「継続して鍛え続けるしかないんだと思う。確かに、少し考えすぎているところはある。それでも、私は自信を取り戻したいんだ。そのためには勝利が必要。今日みたいな試合は、何の役にも立たない。ただ、これもプロセスの一部であり、ポジティブでいる必要がある。
■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
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