内島萌夏、好調の世界17位スビトリーナに敗れWTA1000初の4強入りならず
女子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)シングルス準々決勝が4月30日に行われ、内島萌夏(安藤証券/世界ランク56位)は、第17シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同17位)に2-6,1-6のストレートで敗れ、準決勝進出とはならなかった。
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23歳の内島は、4月11~13日に行われた女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」ファイナル予選で、エースとしてシングルスで2勝を挙げて、日本の2年連続ファイナル進出に貢献。
本戦初出場となった今大会では、1回戦でロビン・モンゴメリー(アメリカ/同100位)、2回戦でグランドスラム3度の準優勝経験のある第26シードのオンス・ジャバー(チュニジア/同28位)を逆転で下すと、3回戦では第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を6-3,6-2で撃破。トップ10から初勝利を挙げ、4回戦では第21シードのエカテリーナ・アレキサンドロワ(同22位)を6-4,7-6(5)破り、WTA1000で初の8強入りした。
この日の試合は元世界3位のスビトリーナと対戦。内島は、開始早々にベースライン際にショットを放ってポイントを獲得し、ブレークに成功する。だが、2本のダブルフォールトが出た第2ゲームでブレークバックを許す。サーブの精度を欠き、スビトリーナの攻撃を受ける時間が長く、リズムを作れない内島は第4、第8ゲームを落として、2-6でセットを失った。
第2セットもスビトリーナは鋭いサーブから攻撃的なストロークで展開し、内島を圧倒する。1-1から2ブレークで一気に突き放して5ゲームを奪取。1-6で第2セットを失い、内島は準決勝に進むことはできなかった。
クレーコート・シーズン初戦となった「ルーアン・オープン」(フランス・ルーアン/WTA250)で優勝しているスビトリーナ。セットを失うことなく、マッチ9連勝となった。