サバレンカ 昨年決勝カードの対決を制して連覇に王手
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準決勝が現地9月4日に行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)と第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同4位)が対戦。昨年決勝のカードとなった一戦は、サバレンカが4-6,6-3,6-4の逆転でペグラを下して、連覇に王手をかけた。
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27歳のサバレンカは、今年行われたグランドスラムですべて4強入り。全豪オープンと全仏オープンでは準優勝している。
全米オープンには8年連続出場。1回戦でレベカ・マサロバ(スイス/同108位)を7-5,6-1、2回戦でポリーナ・クデルメトワ(同67位)を7-6(4),6-2、3回戦で第31シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/同30位)を6-3,7-6(2)、4回戦でクリスティーナ・ブクサ(スペイン/同95位)を6-1,6-4、準決勝はマルケタ・ボンドロウソワ(チェコ/同60位)が試合前に棄権し、1セットも落とさず勝ち上がった。
準決勝の相手は、サバレンカと同じく失セット0のペグラ。昨年の決勝カードと同じ組み合わせとなった。
第1セット、ペグラはリターンから積極的な仕掛けを見せるサバレンカに第6ゲームをブレークされてしまう。だが、お返しとばかりに直後のゲームでは、ペグラがリターンで攻め込んでチャンスを握ると、サバレンカがダブルフォールト。すぐさまブレークバックに成功し、4-4の第9ゲームでもネットに出てくるサバレンカに対して的確なショットを放ってミスを誘って、2-4から4ゲームを連取し第1セットを奪った。
この調子を維持したいペグラだったが、サバレンカが伸びのあるショットを放ってペグラを押し込む。最初のリターンゲームでブレークに成功する。サーブでリズムがつかみきれないペグラに、プレッシャーをかけ続けたサバレンカ。
波に乗れなかったペグラに対して、息を吹き返して勢いに乗るサバレンカが、最終セットも第1ゲームでブレークに成功。その後、テンポよくサービスキープしたペグラも盛り返してチャンスをつかむが、サバレンカはあと1本を奪わせず。追い上げをしのいで6-4と3年連続で決勝に進んだ。
2012~2014年に全米オープンを制したセリーナ・ウイリアムズ以来、12年ぶりの連覇を狙うサバレンカは、決勝で第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ/同9位)と第23シードの大坂なおみ(フリー/同24位)の勝者と対戦する。