全米オープン優勝のアルカラス 2000年代生まれとしては初めて生涯獲得賞金5000万ドル突破


今年最後のグランドスラムとなった「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルスを制した22歳のカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)は、生涯獲得賞金が5000万ドル(約73億円)を突破。史上7人目のことで、2000年代に生まれた選手としては初めてである。


【動画】アルカラス 宿敵シナーを破って通算6度目のグランドスラム制覇 決勝ハイライト

22歳のアルカラスは現地9月7日に行われた全米オープン決勝で、この2年間にわたってグランドスラムのタイトルを争ってきたライバルのヤニック・シナー(イタリア/同2位)と対戦。セットカウント3-1で下して、通算6度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。

全米オープンのシングルス優勝の賞金は、グランドスラム史上最高額となる500万ドル(約7億3600万円)。この優勝によって、アルカラスの生涯獲得賞金総額は、5348万6628ドル(約78億6400万円)となり5000万ドルの大台を突破した。

この記録に到達した選手は、男女を通じて6人。アルカラスが7人目となり、2000年代に生まれた選手では初めてである。

・ノバク・ジョコビッチ(1億9019万4053ドル)
・ラファエル・ナダル(1億3494万6100ドル)
ロジャー・フェデラー(1億3059万4339ドル)
・セリーナ・ウイリアムズ(9481万6730ドル)
アンディ・マレー(6468万7542ドル)
・アレクサンダー・ズベレフ(5469万2659ドル)

8日に2年ぶりに世界ランク1位となったアルカラスは、今季13大会に出場し7つのタイトル(うちグランドスラムは全仏オープンと全米オープン)を獲得。8大会連続で決勝に進出中で、61勝6敗という成績を残している。獲得賞金は1563万1652ドル(約23億円)で、2015年シーズンに11大会(82勝6敗)で優勝しジョコビッチが記録した2114万6145ドルの記録を更新する可能性も秘めている。
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