※2014年3月撮影
トップ画像は、JR東日本蟹田駅ホームから撮った津軽線のキハ40-561と車番の解らないキハ40の2両編成。盛岡色。
大阪で生まれて東京で育った筆者にとって北海道は遠い場所です。初めて行ったのは大学生の時でした。当時のガールフレンドが突然「雪見酒したい」と言い出して、発作的に羽田から千歳空港に飛んだのです。スキーとは二人とも無縁ですが、何と彼女はJALのスキーツアーを買っていました。まぁ、空港から札幌のJALホテルまでリムジン・バスもセットされているので、便利でした。大酒飲みの彼女に付き合って、その夜はカニと日本酒。翌日はスキーをしないけどリムジン・バス送迎チケットがあるのでプラッと手稲だったと思いますがスキー場に行って、やるコトが無いので上り下りリフトに乗って、って下りのリフトに乗っていたのは我々だけでしたが。(笑)ゲレンデのレストランでビール飲んで帰って来ました。
まぁ、それが人生で唯一の北海道体験だったのです。
それから30年以上経って、青春18きっぷで北海道上陸を目指しました。2014年3月のコトです。江差線の木古内駅~江差駅間が5月に廃止されるので、その前に雪景色の中で乗ってこようと発心したのです。
しかし北海道は遠い。2014年(平成26年)3月16日、朝7時に武蔵小金井を出発して奥羽本線の大館駅着が22時過ぎ。それでも684.7kmを12時間半、各駅停車に揺られてここまでがやっとです。これが1日目。写真は翌朝5時40分の大館駅。
翌日は、JR東日本津軽線からJR北海道の海峡線に乗り換えて青函トンネルを通って北海道に渡ります。津軽線で青森駅から蟹田駅に向かいました。郷沢駅で国鉄ED79-52が牽く貨物列車とすれ違いました。
蟹田駅でトップ画像のキハ40の2両編成、別の角度です。盛岡色は雪景色が似合います。
津軽線非電化区間の行先標。
当時、北海道新幹線はまだ工事中でした。蟹田駅から木古内駅まで、津軽海峡線青函トンネルを通過する各駅停車・普通列車が存在しなかったので青春18きっぷでこの区間の特急列車自由席に乗ることができました。この時は、特急白鳥函館行自由席で10時前に木古内駅に到着。懐かしい駅舎。
木古内駅に貼ってあった案内では、江差行は11:48までありません。
駅舎に北海道新聞の「江差線10駅 最後の夏」という記事が切り取って掲出されていました。前年(2013年)夏に書かれたものの様です。記事によれば昨年夏は廃止される木古内駅~江差駅間に乗りに来る鉄道ファンが大勢いました。北海道新幹線の木古内駅が作られることも含めて新旧交差なのです。
「JR江差線 最後の日」というポスターもありました。
江差行まで時間がたっぷりあります。木古内駅前、新しい駅舎になってからは行っていないので、どう変わったのか見たいですね。
次回、今はなき江差線に乗ります。
(写真・記事/住田至朗)



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