※2014年3月撮影
トップ画像は、日高本線様似駅の苫小牧行、キハ40-357がそのまま折り返します。奥が苫小牧方面です。
寒い風の吹く下で見ると何とも喜ばしい駅名。春立は駅の所在地名です。1933年(昭和8年)開業。どのくらい住民がいるのか、というと、駅を中心にした半径500mの円内に31世帯76人です。(2010年国勢調査)

またまた、詩の様な美しい駅名。絵笛駅。駅名は「えふえ」ですが、地名は「えぶえ」です。1958年(昭和33年)開業。最初から無人駅でした。住民よりもサラブレッドの方が多いかもしれません。駅の周囲半径500mの円内に、10世帯30人が暮らしています。(2010年国勢調査)
何故、牧場の真ん中にホームを作ったのか不思議です。

絵笛駅の周囲は競走馬の牧場が遥かに広がっています。キハ40-357の車体にも「優駿浪漫」とある様に日高地方は競走馬の名産地なのです。

鵜苫駅の手前、太平洋との間に湖沼が広がっていました。何とも不思議な風景でした。

鵜苫駅。1937年(昭和12年)開業。かつては島式ホーム1面2線の列車交換の出来る駅でした。1977年(昭和52年)無人化されています。交換設備は1983年(昭和58年)にはあった様ですが、1993年(平成5年)までに撤去されました。

ワフ29500形有蓋緩急車を改造した駅舎。様似中学校美術部の生徒さんたちがイラストを描きました。

終点の一つ手前、西様似駅。この駅にもヨ3500形車掌車を改造した駅舎がありました。鵜苫駅と同様様似中学校美術部の生徒さんたちのイラストで飾られています。駅前から真っ直ぐにのびる道路は400mほどで国道336号線にあたります。海には景勝「親子岩」が浮かんでいます。

13:36、苫小牧駅から146.5kmを3時間18分で終点の様似駅です。表定速度は、44.4km。流石、パワーアップされたキハ40-357だけのコトはあります。

名所案内。えりも岬は、バスで1時間かかります。ちょっと遠いです。

単式ホームから駅舎への出入口。

様似駅には観光案内所が併設されています。

静内駅の構内踏切で転んだ少年(後)が仲間とでてきました。どうやら元気そうです。良かった。

苫小牧で駅そばを10時前に食べましたが、お昼の時間を過ぎて流石に空腹です。乗って来た列車が苫小牧に折り返すまで58分あるので国道の方に飲食店を探しに行きました。ラーメン屋を発見して味噌ラーメン650円を食べました。2019年6月に来た時には、同じ店名でスナックになっていました。正しい判断だと思います。

もう少し様似をウロウロしてから苫小牧に戻ります。
(写真・文/住田至朗)