トップ画像は、JR西日本山陽本線熊山駅。
熊山駅改札口、ICカード自動改札機があります。
2016年(平成28年)に制作された日本映画『種まく旅人』シリーズの第三弾『夢のつぎ木』のスチールがキレイに飾られています。映画の舞台は岡山県赤磐市。赤磐市を代表する鉄道駅は熊山駅なのです。
駅舎内から改札口。2019年(平成31年)に駅は無人化されていますが、窓口は残されています。
駅舎から外を見ています。正面に吉井川の土手(川堤)があります。山陽本線は万富駅の手間で川を渡ります。山陽新幹線と赤穂線も渡った流れは岡山県の児島湾に注いでいます。
駅舎正面のアップ。ここにも『種まく旅人 夢のつぎ木』のロケ地という看板があります。ちょっと見てみたくなりますね。
駅舎の建物資産標。昭和15年3月。島式ホーム待合室が昭和5年7月(熊山駅に昇格した年)でしたから、そのほぼ10年後に駅舎が作られたことになります。1940年です。この辺りの細かい事情は分かりません。
南側から駅舎。
日向はツライのですが、カメラ位置をさげました。
駐車場から向こう側は、工事で立入禁止です。したがって北側からの写真は撮れません。少し前の写真ではこの辺りには古色蒼然たる木造家屋が建ち並んでいました。全て解体されて新たに路線バスの待合室などが作られている様です。奥のたこ焼き屋さんはそのままです。
この電話ボックスも新たに設置されたものです。左手には路線バスのバス停が設けられています。
備前豊田簡易郵便局は以前の位置から少し奥まった場所(局舎前は駐車スペース?)に新しく建てられていました。
駅正面の通りをはさんで南側はそのまま古い木造家屋が残っています。これがまたなかなか渋いのです。
奥に熊山タクシーさんがありますが、手前の建物の業態は不明です。しかし古色蒼然という言葉の見本ですね。寺社仏閣とは異なって生活を経てきた味わいがあります。
ホームで下り列車、15:41の府中行を待っていたら、何と!大好きなEF65が工事臨時列車を引いてやってきました。EF65 1135は最後に作られた8次車。JR西日本下関総合車両運用検修センター配置。テールランプのレンズがクリアレンズに換えられている以外はほぼオリジナルの外観が保たれているのではないでしょうか?
大量のレールを運んでいました。
何度も書いていますが、朝から最高気温37.4℃の中で撮影していると流石にへばってきます。でも、こういう嬉しい偶然があると元気が出ますね。次の万富駅に張り切って向かいます。
【木造駅舎巡礼02】山陽本線11 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)
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