分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
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※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本美祢線於福駅に向かって来る下り長門市行。於福駅発11:00と、まだ午前中ですが、夕方の様な雰囲気です。

しかしレンタカーで無ければこんな短時間に美祢線の駅を移動できません。もちろん制限速度を守って安全運転してますよ。

上りホームの駅名標。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

於福駅は1920年（大正9年）美禰軽便鉄道の終着駅として開業。国有化後、1922年（大正11年）美禰線（1963年以降は美祢線）に改称され所属駅になりました。1924年（大正13年）美禰線が正明市駅（現･長門市駅）まで延伸。2013年（平成25年）駅舎改装、「於福　地域交流ステーション」が開設されました。

ホームの跨線橋に上ります。階段の途中から木造駅舎。この駅は美祢線で湯ノ峠駅舎以来の瓦屋根です。やっぱり瓦屋根は良いなぁ。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

跨線橋の上から長門市駅方面。

周囲は山です。美祢市は山口県内で唯一「海に面していない」市。隣の渋木駅との駅間は9.9kmと長く中国山地の分水嶺があります。冬期は降雪し寒いエリアです。見えている跨線橋、後で上ります。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

跨線橋から木造駅舎をもう1枚。屋根瓦が新しいけれど、なぜか北側の一部だけ古いままです。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

跨線橋から南側、厚狭駅方面。雨雲が濃くなってきたかな。右に側線と保線用車庫がありますね。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

上りホームからホーム側駅舎正面。外装が補修されていることもあって、美祢線では今のところ最も状態の良い木造駅舎かな。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

下りホームから厚狭駅方面を見ています。右が保線車両の車庫。上り線の安全側線も見えます。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

トップ画像の下り列車が来ました。長門市行です。午前11時ですが天候のために薄暗いのです。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

残念ですが、誰も乗らず、誰も降りませんでした。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

駅舎の南側。妻壁は補修されていない様です。この方が個人的には好きです。駅ではない跨線橋の方に行きます。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

その跨線橋の階段から於福駅の駅前広場が一望できました。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

駅の跨線橋も見えます。奥が厚狭駅方面です。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

こちらが長門市駅方面。下り線の安全側線も見えます。この先に分水嶺となる大ヶ峠（おおがたお）があります。美祢線は大ヶ峠トンネルでここを抜けます。国道316号線の大ヶ峠トンネル（1,066ｍ）よりも300ｍくらい長いでしょうか。しかし、分水嶺と言っても高くても600ｍくらい、概ね400-500ｍの山々です。

分水嶺の大ヶ峠があります【木造駅舎巡礼06】美祢線06
※2020年8月撮影

では、渋木駅に向かいましょう。

（写真・文章/住田至朗）

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