※2021年3月撮影
トップ画像、新宿線田無駅東側踏切から東に向かって歩いています。各駅停車西武新宿行「DORAEMON-GO!」が出発しました。
前回の続き。田無神社の境内、二の鳥居です。「開かれた神社」と緑色の看板があります。「閉じられた神社」が想像できませんが、神様側の事情はさておき、私たち人間が神様に御挨拶できないケースは、概ね人間側がその様な決まりを(自分たちの利益を守る目的で)恣意的に作っているからです。
二の鳥居の手前に「白龍」があります。「田無神社 五龍方位守護 御神体 白龍 西方(南西位)の守護」とあります。
方位の守護と言うと中国の神話、天の四方を司る四神(東・青龍 南・朱雀 西・白虎 北・玄武)を思い出します。南の赤龍(朱雀)、西の白龍(白虎)、北は黒龍(玄武)、東はそのまま青龍と「色」はそのままです。五行説を合わせて中央の黄龍(麒麟)は本殿・拝殿に金龍が置かれています。
二の鳥居を入ると左手に龍神池があります。この後も、神様のところにはいちいち賽銭箱が設置されていて些か鼻白みます。神様にはそんなにたくさんのお足は不要でしょ?(笑)
龍神池を西側から。
本殿・拝殿。元の尉殿大権現は、級津彦命(しなつひこのみこと)と級戸辺命(しなとべのみこと)を祀っていました。おそらく二神は同じ神様で前者は古事記、後者は日本書紀での名です。イザナギ・イザナミの間に生まれた「風の神」。それが龍神と結びついて水を司る農耕神として尊崇されたのでしょうか。
ちなみに作家の五木寛之さんが昭和27年に早稲田大学に合格して九州から上京した後、この田無神社の床下に住んでいたとエッセイに記しているそうです。
私は、五木氏の作品を好まないので読んでいません。高校時代に好きだった作家は、倉橋由美子と金井美恵子、二人とも五木氏とは正反対の作風です。温度・湿度がほとんど無く、物語性を嘲弄しています。怜悧で美しいけど退屈。(笑)
本殿・拝殿の東側に横綱大鵬関が寄贈した土俵があって、その奥に野分初稲荷神社、煩大人神社、鹽竈神社などが並んでいます。
東側に青龍と楠木正成像、賽銭箱。(笑)
土俵に桜の花びらが散り敷かれています。これは美しかった。
東参道の方には「撫龍」。人の手の脂で黒く光っています。
田無神社、見どころがたくさんあるので、まだ続きます。
(写真・文章/住田至朗)
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