地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037の画像はこちら >>

※2021年4月撮影

トップ画像は、日豊本線日向住吉駅。宮崎に近いこともあって周囲は住宅街。

大量の自転車が駐められています。正面の三角はステンドグラスで夜間はキレイに見えそう。

ご覧の様に駅舎の正面以外は駐輪場です。木造駅舎は二代目。1935年(昭和10年)の建造ですが大幅に改修されています。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

駅舎をパッと見ても戦前の建物には見えません。ちょっとパスタの美味しいリストランテの様です。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

駅舎の北東側は、べったりと駐輪場になっています。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

カメラ位置を下げて駅前を見ています。駅前を右に進むと国道10号線。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

駅舎に入ると待合室の正面が改札口。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

左側が窓口。

平日なので営業時間は、7:00~9:30と書かれています(土休日の営業時間は9:00~12:40のようです)。ICカード簡易改札機とチャージ機があります。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

待合室の周囲は木製ベンチと中央に平台のベンチ。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

改札口の外から駅出入口。正面の国道、信号が見えます。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

古いタイプの駅名標が良いですね。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

島式ホームには跨線橋で渡ります。

跨線橋の下から駅舎。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

跨線橋から下り鹿児島駅方面。側線があります。線形から上り線が1線スルー構造の様です。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

島式ホームに降ります。

周囲は住宅街です。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

ホームから駅舎。ご覧の様に駅名標を撮るには少しカメラ位置が近いので駅名標は外の駐輪場から撮ります。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

上り方面、こちらの駅名標にはイラストがないですね。

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

駐輪場から撮った駅名標。イラストは西瓜?

地名調べが楽しい【木造駅舎コレクション】037
※2021年4月撮影

日向住吉駅は、1913年(大正2年)宮崎県営鉄道の次郎ヶ別府(じろがびゅう)駅として開業。現在も駅の近くに「次郎ヶ別府公民館」があります。別府(べっぷ べふ びゅう)とは平安末期から戦国時代に成立した土地制度、所領の呼称。九州地方に多いものです。

1917年(大正6年)宮崎県営鉄道が国有化。1920(大正9年)宮崎本線所属になります。1935年(昭和10年)日向住吉駅に改称。

現在の駅所在地、宮崎市大字島之内は、1889年(明治22年)町村制で発足した旧住吉村に含まれています。現在住吉という地名は「宮崎市住吉地域自治区」として残っています。地名を調べるのってその地域の歴史が分かって面白いです。

駅の周囲は市街地化していますが、まだまだ農地が多く広がる田園地帯です。次の木造駅舎は宮崎駅を越えます。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

編集部おすすめ