※2021年09月撮影
トップ画像は、中央本線美乃坂本駅。中津川駅を過ぎて中央本線は「中央線名古屋地区」区間に入りました。
筆者は、5年ほど名古屋に転勤していたことがあります。1980年代半ばから90年代にかけての古い話で恐縮ですが、正にバブル時代を名古屋で過ごしました。
余談です。当時業務で週一回は東京に出張していました。そのおかげで港区内の狂乱バブル騒動もたっぷり味わいました。遊びに行ったのではありませんよ。中部圏のローカルCMを制作していました。とにかく仕事(撮影や編集)が終わっても港区内から実家に帰れないのです。青山通りの両側にはお札を振る人が列をなして「死霊の盆踊り」状態、朝方までタクシーは全部「迎車」。本当にウソみたいな時代でした。
話を戻します。
西側から駅舎。手前の茶色い部分も駅舎ですが、壁面が異なっています。駅前広場は美乃坂本駅月極駐車場になっています。
東側。岐阜県道420号線に沿って駅前広場があります。奥に新しい公衆トイレが作られています。
美乃坂本駅は、1917年(大正6年)官営鉄道中央本線の駅として開業。開業時の駅所在地、岐阜県恵那郡坂本村に由来する駅名ですが、既に鹿児島本線(1927年以降は肥薩線)坂本駅が存在していたので旧国名の美濃を冠して美濃坂本駅になる予定でした。それが何故「美乃坂本駅」になったのか諸説ある様ですが正確な理由は分かりません。
1961年(昭和36年)貨物取扱廃止。
建物資産標がありました。記載は「鉄 03-2001 T6年 12月」駅が開業した時の駅舎です。キレイに改修されているので古さは感じられません。
左奥に見える茶色い塔が目立ちます。気になったので撮影の後、次の駅に移動する際に見に行きました。廃業した結婚式場/ホテルの建物でした。遠い夢の跡。
駅出入口。正面は改札口でICカード簡易改札機。構内跨線橋で島式ホームに渡る様になっています。
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)



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