東京臨海高速鉄道は2022年3月31日(木)、「中期経営計画2022」を発表した。
これまでの取り組みを継続・発展させつつも、新型コロナウイルス禍における経営環境の変化に対応していく財務体質・組織体制を作り上げることを主眼とし、方針と具体的な方策をとりまとめている。
安全管理体制の強化、鉄道施設の安全性や維持向上、セキュリティ、感染症対策などに言及しつつ、「お客様サービスの向上」では、新型車両の導入に触れ、「2024年の運行開始に向け、より安全で快適な車内空間を有する新型車両の導入準備を推進します」としている。
以下、同資料から抜粋。
「車体幅の拡幅による混雑時の圧迫感の緩和、視認性の高い車内案内表示器や空気清浄機能の搭載、手すり・吊手の利便性向上など、誰もが使いやすく快適な車内環境を提供します」
「全車両への防犯カメラ設置に加え、通話機能を有した非常通報器の搭載により、車内のセキュリティの向上を図ります。また、現行車両よりも車両床面の高さを50mm低くすることで、ホームと車両との段差を縮小し、バリアフリーを促進します」
新型車両の導入はすでに発表されていたが、車体幅に関する言及は今回が初めて。
りんかい線の所属車両は209系ベースの70-000形。同社の「経営計画プラン(2021年度~2023年度)」には、「製造から25年が経過した車両を、より快適な車内空間を有する新型車両に置き換える」とあることから、古い70-000形から新型に順次更新していくものと考えられる。
70-000形の床面は1,180mmで、50mm低くなるとすれば現在も乗り入れているE233系、山手線などで走るE235系が該当する。新型車両はこれらがベースとなるか。



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