京都鉄道博物館の2022年春季企画展「アイラブ鉄道標識 文字と記号で楽しむ鉄道」(※)が始まりました。
※タイトルの「ラブ」は「ハート」の記号(赤色)
「鉄道標識」と一口に言ってもその種類は様々です。




珍しいところでは検査用の「青い標識」なども展示されています。これは試験を行うときなどに、運転士が今ある線路と見間違わないよう青色で作られているもので、一般の乗客が見る機会はなかなかありません。

また、「1つの標識ができるまで」を動画で紹介するコンテンツも用意されており、私たちが普段から見かける標識がどのように生成されるのか、分かりやすく確認できるようになっています。

展示を見たら京都駅まで歩いてみよう!

本企画展を実施するにあたり、担当の方は京都駅・新大阪駅・大阪駅へ勉強しに行かれたといいます(京都鉄道博物館の「鉄道好き」おすすめの駅だそうです)。
京都鉄道博物館最寄りの梅小路京都西駅から京都駅までは、ちょっと頑張れば徒歩でも行ける距離。行きかう電車を眺めているだけでも楽しいものですが、架線の方を見上げれば企画展でも紹介されているセクションゾーンクリア標の実物が、線路を見れば速度制限標識が……とまさに現場で使用されている実物を垣間見られる場所になっています。企画展を見た後は、いつもとちょっと違った目線で京都駅周辺散歩などいかがでしょうか?
「アイラブ鉄道標識 文字と記号で楽しむ鉄道」は2022年7月10日(日)まで行われます。

記事:一橋正浩