初めて降り立った人はみんな井之頭五郎になれる街、10-300形に乗って

もう、ここまでくると、井之頭五郎「孤独のグルメ」を疑似体験してるような気分―――。

自分が住む千葉の海辺の事務所から、玄関を出て2時間半。

ニューヨーク地下鉄を思わせる10-300形 1・2次車で

総武線快速のE235系で馬喰町へ。馬喰町から都営新宿線・京王線の電車でまるっと2時間。とくにきょう乗った東京都交通局の 10-300形 1・2次車が久しぶりの乗り感覚。

JR東日本E231系電車ベースというけど、都営新宿線の地下区間では、車内がどこか暗くて、ニューヨーク地下鉄を思わせる渋さ。

そのあたりからChromebookの手をとめてぼけーっと思った。

鉄道チャンネルは実は、鉄道以外の街のトレンドをピックアップする tokyochips というカテゴリがあった。

このカテゴリがいよいよドメインともども独立するということで、いろいろ駆け回っていた。

「ひと段落してギターが弾けるぐらい少し時間ができっかな」と思ってたけど、「一難去ってまた一難」じゃないか、「一業終わったらまた一業」って感じで、また新しいものがすでにぼこぼこ動き出して、いまきょうの1件目の仕事先、仙川をめざしている。

「なんでこんなに休めないんだ」とおもいながら笹塚の手前で電車が外に出ると、秋の青空。千葉よりも気温が1～2度ほど低く、空気がきれい。

そして、千葉にはない「うわっすっげえいいなーっ」とほれぼれしちゃうのが↓↓↓

強烈な昭和の商店街オーラを放つ、仙川

仙川の駅を出てすぐ、大衆酒場がある。この時点で、もう井之頭五郎になった気分。自分で井之頭五郎のナレーションをつぶやいている。

「初めてやってきた仙川。

でもほんとに、昭和とモダンがハイブリッドした、リッチな街。高校生も中学生もパパママキッズも、おじいちゃんおばあちゃんも、ゆったりとした仙川ペースでみんな幸せそうにあるいてる。

ここから仕事先まで、小田急バスと徒歩を乗り継いでいく。商店街には、すでに立ち寄りたい店が何件か。

そば屋、大衆酒場、豆腐屋、とんかつ屋、角打ちできる酒屋……仕事場を離れたら、まっすぐに帰れないこと確定。いい街―――仙川。

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