※2023年5月撮影
トップ画像は、上北沢駅から北に歩いた甲州街道「甲州道中一里塚跡」の杉並区教育委員会の案内です。
甲州街道の北側歩道に案内は立っています。
杉並区教育委員会の案内は以下です。
「甲州道中一里塚跡
江戸時代、五街道のひとつであった甲州道中(街道)は、江戸日本橋を起点として、内藤新宿、高井戸、府中、八王子、甲府を経て上諏訪に至り、つぎの下諏訪で中山道に合するようになっていました。
この街道を利用した諸大名は、信州高嶋藩、同高遠藩、同飯田藩の三藩でした。また甲府には、江戸幕府の甲府勤番がおり、幕府諸役人の往来もありました。
この場所の前方、高速道路下に、日本橋から数えて四里目(約16キロメートル)を示す「一里塚」がありました。
当時の旅人はこの「一里塚」を見て、道程(みちのり)を知り、駄賃などの支払いをしました。
塚は五間(約9メートル)四方、高さ一丈(約3メートル)を基準として土を盛り上げて築き、榎(えのき)が植えてありました。
昭和五十四年二月一日 杉並区教育委員会」
・・・つまり現在は中央高速道路の高架と甲州街道があるだけです。
「一里塚跡」から少し東に「鎌倉街道入口」があります。
甲州街道の北側に渡ってふり返っています。ちょっと面白そうな金物屋さんがあります。
鎌倉街道を北に歩いて行きます。
玉川上水緑地(杉並区立玉川上水第二公園)の緑が両側に拡がっています。
深い緑を吹きぬける風に癒されます。閑かでいいですよ~。
○○ラジオ、住宅街の古い電気屋さんですが・・・店はやめてしまったのかな。
先で道は分かれています。鎌倉街道は右です。
正面に庚申堂が現れました。
次回は庚申堂を拝見します。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)



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