調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王...の画像はこちら >>

※2023年6月撮影

トップ画像は、調布駅下りホーム1番線の駅名標。映写機がありますね。

この駅から相模原線が分岐します。京王線は「西調布駅」、相模原線は「京王多摩川駅」です。

調布駅は、1913年(大正2年)4月開業。1953年(昭和28年)12月、現在の場所に移設。2012年(平成24年)8月地下駅になりました。上りホームが地下3階、下りホームは地下2階。改札階は地下1階です。

調布は駅番号が”KO 18″、京王八王子が”KO 34″ですから調布駅が京王線の駅数で西側半分の最初の駅です。

1番線側。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

2番線側は京王線特急電車が発着するので利用者さんが多いです。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

地下1階に上がって中央口に向かっています。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

壁面に「ガメラ」! 大映の怪獣映画、最初の公開時(1965年)に小学4年生だった筆者は、「ガメラ」に熱狂した世代です。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

中央口の改札。利用者さんが多いですね。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

東口にまわりました。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

邪魔にならない様にできるだけ利用者さんの少ない時間帯を狙っています。東口、改札の外から。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

きっぷ運賃表。京王線【駅ぶら】も後半に入ります。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

東口から降りたのは「映画のまち調布」のモニュメントがあるからです。「日活スター手型」には石原裕次郎さん、宍戸錠さん、浅丘ルリ子さん、吉永小百合さんなど俳優60人と鈴木清順監督など4人の監督が収められています。興味ある方は現地でゆっくりご覧ください。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

「映画のまち調布とは」少し長くなりますが写します。調布が「東洋のハリウッド」だったコトがわかります。

「調布市内には、日活調布撮影所、角川大映スタジオをはじめ、高津装飾美術、東映ラボ・テック、東京現像所など40以上の映画・映像関連企業が集積しています。これらの企業が集積するきっかけは、昭和8(1933)年に、日本映画株式会社が京王電気軌道多摩河原駅(現在の京王多摩川駅)近くに開設した多摩川撮影所でした。〈中略〉

その後、昭和9(1934)、関東大震災で被災した向島撮影所に替わる撮影所用地を探していた日本活動写真株式会社が多摩川撮影所を買収、日活多摩川撮影所が開設されました。昭和17(1942)年には、国策により日活の製作部門と新興キネマ、大都映画が合併して大日本映画製作株式会社(大映)となり、日活多摩川撮影所は大映撮影所になりました。

戦時中、映画の配給を行っていた日本活動写真株式会社は日活株式会社に社名を変更、映画製作の再開を決定し、調布市下布田(現・染地2丁目)に新たに撮影所用地を取得、昭和29(1954)年3月に東洋一を誇る撮影所が完成しました。

昭和30年代の日本映画全盛期には、大映、日活に加えて独立プロダクション系の株式会社調布映画撮影所(現・多摩川2丁目あたり)の3ヵ所で映画が制作されるという活況を呈し、調布は「東洋のハリウッド」にたとえられました。〈後略〉」

布田駅の【駅ぶら】で「日活調布撮影所」に行きましたね。

地上に出ました。

調布は「東洋のハリウッド」でした【駅ぶら】06京王電鉄 京王線103
※2023年6月撮影

調布のまちを散歩します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)

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