※2023年8月撮影
トップ画像は「分倍河原駅」から徒歩10分弱の高安寺。山門横の「水子地蔵」。
山門西側。「仁王像」の反対側です。
右側は「奪衣婆(だつえば)像」。筆者の知る限り三途の川で渡し賃(六文銭)を持たない亡者の衣服を剥ぎ取るお婆さん。とても凝った彫刻ですが、オート撮影なので手前の金網にピンがあっています。
左側の彫像。「奪衣婆」とペアなので「懸衣翁(けんえおう)」でしょうか。素晴らしい彫刻です。
さらに門を入ります。
右側に鐘楼があります。
「東京都生活文化局」の「東京都選定歴史的建造物」の案内板には「鐘楼 安政3年(1856)の建造 本堂の北東、庫裏の前方に建っていて、木造(柱・梁等の構造材はすべて欅)、袴腰付きで、屋根は宝形造銅板葺きである。
残念ながら細部は撮影していません。
「本堂」です。右側の大木は、
「府中の名木百選 高安寺のコウヤマキ」、樹高は20.0m、幹周は2.2m。
「東京都生活文化局」の「東京都選定歴史的建造物」案内板の記述は以下でした。
「本堂 享和3年(1803)建造 本堂は木造平屋建て、屋根は寄棟造銅板葺(旧茅葺)、六つ間取で内部正面に広縁、両側面に入側縁から構成されている。内陣や大間の組物廻りに意匠を凝らした点に特徴が見られ、大縁(八尺間)は禅寺基本の姿をとどめている。」
御住職にいただいた「高安寺のあらまし」には、「高安寺の本堂正面にある「等持院」の扁額は、開基となった尊氏公の法嗣(ほうし)名であり、寺紋も足利氏の紋章、丸に二つ引き両を用いている。」
「弁慶の硯の井」に行く前に「観音堂」を拝観。
江戸時代中期享保6年(1721)建造、府中市の「指定有形文化財」です。
次回は「弁慶の硯の井」に行きます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)



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