コラム【本州湾岸を反時計に一周】023　青い森鉄道④　2024年8月25日

※2024年8月25日撮影

トップ画像は、野辺地駅駅名標。既に17時をまわっていて夕刻が迫っています。

17時10分の青森行電車にのりました。ドアの上の路線図です。

筆者は、東北本線だった時代から青い森鉄道になっても何回かこの区間を乗っています。

しかし木造駅舎などを丁寧に見ていないので改めてゆっくり鉄道旅をしたいと考えています。

今回は「本州を海岸線に沿って一周する」という旅なので、駅で降りるのは列車交換などで比較的長い時間停車する駅に限られます。

野辺地から青森までも複線区間なので列車交換のために停車時間が長くなることはありません。

6.5kmで狩場沢駅です。新しく建てられた小さな駅舎が見えます。無人駅。駅名標の向こうに少しだけ陸奥湾が見えています。海の見える駅なのです。

1990年代半ばまで有人駅時代の駅舎があったのですが、筆者が青春18きっぷに目覚める前なので写真はありません。

4.7kmで清水川駅。下りホームの背後は森ですが、上りホーム側に木造駅舎があります。

この駅からも陸奥湾が見えます。

6.0kmで小湊駅。青い森鉄道線は、陸奥湾に飛び出ている夏泊半島を横切ります。

小湊駅にも比較的大きな駅舎があります。月水金の6:30～14:00は窓口が営業しています。

3.8kmで西平内駅。長閑な雰囲気ですね。

夏泊半島の西側の根本近くに駅があります。駅舎はありますが無人駅です。

6.4kmで浅虫温泉駅。

駅周辺には温泉施設などがたくさんあります。当日有効の「青い森ワンデーパス」で割引やプレゼントなどの特典があります。詳しくはこちらをご覧ください。

筆者は、メーカー勤務時代に暖房機の展示キャンペーンなどで度々青森を訪れていました。展示会が午後に終了した日、急いで機材を撤収して仲間達と駅前の「浅虫海釣り公園」に来て釣りをしたコトがあります。懐かしいな。

青い森鉄道線は、陸奥湾に沿って南下します。6.5kmで野内駅。

青い森鉄道に移管された翌2011年（平成23年）に青森駅側に移転して高架駅になっています。駅の近くにある青森県立青森工業高等学校の通学駅。

青い森鉄道線は、青森の市街地を走り始めました。

この駅の西側にも青森県立青森東高等学校があって通学の生徒さんが多い様です。

市街地を進んで2.0kmで小柳駅。だいぶ暗くなってきました。

やはり駅の近くに青森県立保健大学や青森県立青森商業高等学校などがあって学生さんの利用が多い様です。

住宅街の中を走り1.4kmで東青森駅。珍しく島式ホームです。左奥にJR貨物東青森駅という建物が見えます。

線路の北側に広大な貨物駅が広がっています。

同じく1.4kmで筒井駅。副駅名が青森高校前になっています。高架駅なので眼下に住宅街が広がっています。

青い森鉄道に移管後、2014年に開業した新しい駅です。駅の北側に副駅名の青森県立青森高等学校があります。

18時ちょうどに終点の青森駅に到着。筒井駅からは4.4kmでした。

これが野辺地駅から乗って来た青い森701系電車。44.6kmを50分で走りました。

もう夕刻で暗かったので青森駅は撮影していません。

古い写真で恐縮ですが、建て替えられる前の懐かしい四代目の青森駅。

その当時、青森駅正面に青い森鉄道の事務所がありました。この前を何度も通ったのでよく覚えています。黒いトランクは筆者のものです。

青森駅では必ずここの駅そばを食べていました。

懐かしい写真でした。

この日は青森駅前のビジネスホテルに投宿。

20年以上通っている仲良し畠中均氏の店（はた善）は日曜定休なので行けず、店主均さんと電話で話しただけ。お互いに同じ持病の話で盛り上がるのは爺さんの証拠です。

予約の取れない人気店ですが、20年数前には、浅虫温泉駅の海釣り公園で釣った魚を無理に頼んで料理してもらいました。名人は「この魚じゃ美味しくならないよ」と苦笑してましたが。今は昔のお話しです。（笑）

明日は新潟を目指します。

8月25日の移動。

路線

乗車駅

下車駅

距離（km）

乗車時間（分）

大船渡線BRT

大船渡

盛

2.6

6

三陸鉄道リアス線

盛

久慈　※

163.0

260

八戸線

久慈

八戸

64.9

133

青い森鉄道

八戸

青森

96.0

93

小計

326.5

492

前回まで

812.8

1044

合計

1139.3

1536

（文･写真）　住田至朗

※青い森鉄道の許可をいただいて撮影しています。

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。