鉄道ファン、そしてアニメファンも要注目……。神奈川県鎌倉、藤沢の両市を結ぶ湘南モノレールに、2025年年明けからテレビ放送が始まったばかり、アニメ「想星のアクエリオン Myth of Emotions(そうせいのアクエリオン、ミスオブエモーションズ)」のラッピング車両が早くも登場した。
湘南江の島駅では2025年1月25日、原作者の河森正治さん、アニメの糸曽賢志監督、藤沢市の鈴木恒夫市長らゲストに迎え、「想星のアクエリオン号」の出発セレモニーを開催。須田忍湘南モノレール大船駅長が、出発合図を送った。
想星のアクエリオンは2005年から続く人気シリーズ(初代のタイトルは『創聖のアクエリオン』)で、サブタイトルのMyth of Emotionsは「感情の神話」といった意味。
謎の侵略兵器と正義のロボット・アクエリオンの戦いがストーリーのSFロボットアニメ。戦闘機を操縦するのは江の島の学園に集められた子どもたちという設定で、江の島が聖地巡礼スポットだ。
湘南モノレールと想星のアクエリオンは、新シリーズを盛り上げようとラッピング車両を企画。ラッピング車は、アニメビジュアルを車体側面に貼付し、シール状の特製ヘッドマークで〝アクエリオンの基地〟に向かうモノレールをアピールする。
運行期間は2025年3月31日まで。期間中、大船、富士見町、湘南町屋、湘南深沢、西鎌倉、片瀬山、目白山下、湘南江の島の全8駅に、アニメをモチーフにした「アクエリオン駅名板」が掲出される。
運行初日のセレモニーには、鈴木市長、湘南モノレールの小川貴司社長、原作者の河森さん、アニメの糸曽監督のほか、テーマソングを歌うAKINOさんと福山芳樹さんが湘南江の島駅に大集合。
河森さんは子どものころに遊んだ江の島の思い出を語り、糸曽監督は「懸垂式のモノレールは面白い」のポイントを突いたあいさつで、レールからぶら下がって走る湘南モノレールの魅力を説いた。
記事:上里夏生



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