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※2025年6月撮影

トップ画像は、御徒町公園の東側「WOOD WORK 」。木製オリジナル家具のお店です。

火曜日・水曜日がお休みですが、間違えて水曜日に来てしまいました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

炎天下を歩いたので冷たい珈琲が飲めると期待して来たのですが・・・。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

筆者のミスなので、改めて出直しました。この日も炎天下。最高気温は35℃にせまっていました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

無事、入店。ここで凝った珈琲を煎れてもらえます。頭上の間接照明、塗装していない木に照明を当てているのが、とてもシックです。せっかくなら日が暮れた方が美しいだろうと思いました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

珈琲豆を買いに訪れるお客さんが複数いらっしゃいました。どうやら「好みのブレンド」が決まっている常連さんで、電話で自分用の定番を予約してから来店されている様でした。

それで、「どんな珈琲が飲みたいですか?」・・・と尋ねてから珈琲を用意していただきました。

筆者は「気分がサッパリする様なアイスコーヒー」をお願いしました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

炎天下を歩いてきた喉に、たっぷりと冷たいアイスコーヒーが沁みます。これがスペシャルに美味しい珈琲でした。このブレンドを購入して帰ろうかと思いました。(まだ撮影予定があるので諦めましたが)

サッパリと気分を一新したところで店内を御案内いただきました。オリジナル家具の素材になる木材の見本があります。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

木材が美しいオリジナル家具が列んでいます。ひとしきり「WOOD WORK」ショールームを眺めて茫然としてしまいました。家具を置きたい場所や用途に合わせて、丁寧に材質を選んで、好みに合わせた図面を引いてもらえます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

予算があれば・・・と想像を刺激されました。木の温もりが素晴らしいのです。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

あまり長時間お邪魔するのも申し訳無いので、再び炎天下を歩きます。

佐竹商店街に戻って、秋葉神社に行きました。

ここは参道。正面が秋葉神社。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

広大な敷地ではありません。神社は、町中にひっそりと佇んでいます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

境内に神社の縁起が表示されていました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

内容を写します。

「秋葉神社略縁起 佐竹町会

当神社は現在、火之迦具大神(ほのかぐつちのおおかみ)を御祭神とする秋葉山本宮秋葉神社(静岡県浜松市)を御本社とする火防・火伏せのお社であります。

御神徳は火の幸を恵み、悪火を鎮め、諸厄諸病を祓い除く火防開運の神として火災消除・家内安全・厄除開運・商売繁盛・工業発展の霊験新らたかで、全国津々浦々で信仰されており、全国八百社以上の秋葉神社のうちの一社であります。

当町内では、明治維新まで出羽久保田藩佐竹氏の居屋敷地でしたが維新後民間に貸し下げられ、原野同様に荒れ果てていた地を整地、縦横に道路をつけ建物が建ち並び始めました。また、見せ物小屋なども出来、町として賑わい始めました。人々の生活、仕事、建物などを守護していただくために秋葉神社を勧請することになったものと思われます。

明治18年(1885)1月12日に深川御船蔵前町(現在の江東区新大橋2丁目~11番地付近)にあった秋葉中央寺(現在は江東区南砂に移転)から御遷座になりました。(読売新聞の記事による)

明治19年(1886)には24日の縁日に35座の神楽を奉した。納涼かたがた参詣者が多く至極賑わったとの新聞記事があります。戦前まで多くの夜店が清洲橋通りに向かって出店し、佐竹商店街でも赤札特売デーと定めてお客様に楽しんでいただいておりました。

大正12年(1923)の関東大震災の際は一帯が焦土と化しました。

秋葉神社も被災したものと思われます。しかし氏子町民の熱意によって昭和5年(1930)5月9日に現在地に社殿が竣工し再び町の鎮守として町民を見守っていただいております。建設に協力した人々の芳名が周囲の石垣などに刻まれておりますのをご覧下さい。

太平洋戦争でも近隣にまで炎が至りましたが幸い類焼することもなく、今日に至っております。毎年11月10日前後の休日を御祭礼の日として催しを行い御神徳に感謝の心を示しております。5月の下谷神社御祭礼の際には御旅所としてお迎えし、大小神輿が町内の巡幸をいたします。

ご参詣の方々にも御神徳の至りますことを心から念じております。

本殿前階段にこの略縁起の印刷物が用意してあります。ご自由にお持ち下さい。」

明治維新まで出羽久保田藩佐竹氏の居屋敷地でした、とあります。新御徒町駅ホーム壁面にあった大名家紋の一つ「佐竹右京大夫」ですね。家紋は「日の丸扇」。出羽久保田藩佐竹家の上屋敷の跡に商店街があるのです。

手水で手口を浄めます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

神様にご挨拶しました。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

神社から佐竹商店街の「秋葉神社参道」と表示されたアーケードが見えます。

つくばエクスプレス【駅ぶら】007 新御徒町駅 散歩 その3 WOODWORK 秋葉神社
※2025年6月撮影

次回は、秋葉神社参道にあるチャーミングなギャラリーを訪ねます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)の許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024

るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日

つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日

つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日

つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他

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