1985年から主力を務めるものの、廃車も出始めている6000形気動車(写真:鹿島臨海鉄道)

臨時の貸切列車で非日常の体験を!

JR貨物グループで旅客列車も運行する茨城県の鹿島臨海鉄道は、臨時貸切列車の運行プログラムを商品化。職場の会合や宴会、同窓会、結婚式・披露宴といった場面での利用を呼び掛けている。

茨城県大洗町に本社を置く鹿島臨鉄は、大洗鹿島線(水戸~鹿島サッカースタジアム53.0キロ、加えて鹿島神宮駅まで直通運転で乗り入れ)で旅客輸送、鹿島臨港線(鹿島サッカースタジアム~奥野谷浜19.2キロ)で貨物輸送を手がける。旅客の終点が貨物の起点という関係で、旅客と貨物の運行路線が別々という珍しい鉄道だ。

大洗鹿島線は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)の前身にあたる日本鉄道建設公団が国鉄鹿島線として建設していた旧公団線の一つ。国鉄改革に伴いJR貨物、茨城県などが出資する鹿島臨鉄に承継された。

路線は全線非電化で、旅客車両は一般形気動車の6000形と8000形の2形式。かつては観光列車仕様の7000形もあったが、2015年に廃車されている。

今回メニュー化した臨時貸切列車は、利用促進や増収へのチャレンジ。貸切客の希望があれば車内飲食のテーブルを設置するほか、弁当の手配にも応じる。

さらに、鉄道ファンがひざを乗り出すこと必至なのが、通常は旅客列車が走らない鹿島臨港線への旅客列車乗り入れ。貨物の中心駅・神栖駅での撮影会のほか、機関車けん引による特別運行の相談にも応じる。運行区間は希望に応じて設定できる。

鹿島臨鉄ホームページで詳細を案内。

申し込みは乗車希望日の1カ月前までに同社運輸事業部旅客営業課へ。

記事:上里夏生

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