快走するA3000形(県総合運動場駅付近)(筆者撮影)

静岡県の地方私鉄で東西の雄といえば静岡鉄道(静鉄)と遠州鉄道(遠鉄)……。

かつて複数のローカル線や静岡市内の路面電車を運行していた静鉄で、現役唯一の路線が静岡清水線だ。

新静岡~新清水11.0キロで、全線が静岡県静岡市内。現役車両は2016年デビューのA3000形に統一される。

静鉄はA3000のデビュー10周年を記念して「静鉄電車フォトコンテスト2025」を企画、作品を募集している。テーマは「静鉄電車が走る、カラフルなまち」。優秀作品は「静鉄電車カレンダー2026」に掲載する。

このA3000、形式名の由来は「Activate(活性化させる)」、「Amuse(楽しませる)」、「Axis(軸)」の3つのAから。

メーカーはJR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)で、サステナと呼ばれる軽量ステンレス車体を採用した。2両12編成あり、このうち7編成でクリアブルー、パッションレッド、ナチュラルグリーンと基調色を変えたのがポイント。カレンダーでは月ごとの変化を楽しんでもらう趣向だ。

応募要項は静岡清水線沿線で撮影した未発表のカラー写真で、書籍、印刷物、コンテストなどに未発表作品に限定する。応募はコンテスト専用アドレスにデータを投稿というのは、最近の鉄道写真コンテストの定番。応募は一人5作品までで、締切は2025年9月20日。

コンテストの詳細は静鉄ホームページで案内する。

記事:上里夏生

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