トップ画像は、二田駅で列車交換した交流用蓄電池駆動電車のJR東日本EV-E801系、男鹿線(奥羽本線)でしか見ることのできない車両です。直流用EV-E301系には烏山線に乗りに行きます。
片側の鉄道防風林がなくなって、住宅街を行く雰囲気です。線路は真っ直ぐが続いています。男鹿線は男鹿駅手前を除けば基本的に真っ直ぐなのです。
上二田駅から2.1kmで二田駅。大きな跨線橋が目立っています。
列車交換ができる島式ホーム1面2線です。側線があります。
駅舎は跨線橋で渡った北(右)側にあります。側線は横取装置ではなく普通のポイントです。現役なのかな。
また一瞬、陽が射します。ヨク分からない空模様です。
この駅で列車交換。EV-E801系「ACCUM」が来ました。男鹿線で運行されるEV-E801系「ACCUM」は、実験的な意味合いもあって今のところこの1編成のみです。トップ画像にも登場しています。
翌日撮った二田駅舎。1994年(平成6年)改築されました。男鹿線に古い駅舎は残っていませんね。
手前の狭い範囲にだけ陽光が当たって明るくなっています。ちょっとヘンな写真ですよね。
駅予告票。しかし、天王(てんのう)という「読み」は凄いですよねぇ。実は1870年(明治3年)明治天皇に畏れ多いという理由で秋田郡天王村を向船越村に改称した歴史があるのです。翌年には典農村に改めました。1889年(明治22年)の町村制施行で南秋田郡天王村が発足。旧来からの由緒ある地名の使用が認められました。1961年(昭和36年)には町制施行で天王町になりました。2005年(平成17年)飯田川町、昭和町と合併し潟上市が発足したことで天王町は消滅しています。
二田駅から2.8kmで天王駅。単式ホーム。奥に見える立派な伽藍は、曹洞宗のお寺自性院。右の山は男鹿半島の元になった元離島の寒風山。
元々が火山島の寒風山は山体の成長と北側の米代川、南側の雄物川による土砂堆積で陸につながり中心部が汽水湖の八郎潟になったことで男鹿半島が形作られたのです。約3万年くらい前の話ですが。
何やらハッキリしない空模様です。雨が落ちてこないので筆者的にはOKですが。
では、【非電化路線に乗ろう03】男鹿線 その4 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)
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