16日午後6時36分頃、タイの首都バンコクの高級ショッピングモール「サイアムパラゴン」の宝石店で、約100万バーツのブレスレットが盗まれる事件があった。パトゥムワン警察署は、犯人とみられるアジア系カップルの行方を追っていたが、中国へ帰国したという。


タイラットの報道によると、現場はサイアムパラゴンM階の宝石店「Van Cleef&Arpels」。ソームタット店長(39)は、「イエローゴールドのダイヤモンドブレスレットを見たい」という25~30歳のアジア系の男女の要望に応じたと説明。監視カメラの映像には、男が携帯電話などで店員の注意をそらしている隙に、女がブレスレットを袖に隠す様子が映っていた。ブレスレットの価格は104万バーツ。

アジア系男女は店を出た後、タクシーに乗ってドーンムアン空港へ向かった。捜査当局は、2人が同日午後7時30分頃に中国へ帰国したと確認したという。

また捜査当局によると、2人は犯行当日の16日午前6時にタイへ入国。バンコクのパヤータイ地区のホテルへチェックイン後、夕方に犯行に及んでいることから、窃盗目的で入国した可能性があるという。