プーケット地方裁判所は21日、2024年2月24日に発生したプーケット県での女医暴行事件の控訴審裁判で、スイスの実業家であるデイビット被告が裁判所に出廷しなかったため、逮捕状を出した。

カオソッドに報道によると、デイビット被告は昨年2月、ヤムビーチにある被告の高級ヴィラの前にある階段に座っていた女性医師の背中を蹴ったとして、被害女性の家族らから提訴されていた。

プーケット下級裁判所は、暴行を裏付ける証拠が不十分だとして、デイビット被告に無罪判決を出していた。

その後、被害者の弁護士が控訴。プーケット地裁は21日、判決を出す予定だったが、被告が出廷せずに代理人が出席。地裁は逃亡行為と見なし、逮捕状を発行した。判決読み上げは5月23日に延期した。

デイビット氏をめぐっては、地元住民がビザ取り消しやプーケットからの追放運動を起こすなど、外国人排斥の流れが広がった。警察や入国管理警察は、デイビット氏の拳銃所持など不適切行為を確認。デイビット氏のビザを剥奪した。裁判終了後、国外追放する予定。

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