タイ商工会議所大学の発表によると、7月の消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index:CCI、100以上が好感)は前月比1ポイント減の51.7で、過去31カ月で最低を記録した。減少は6カ月連続。


現地報道によると、同大学の経済ビジネス予測センターのタナワット会長は、指数が100を下回り、消費者の購買力は低迷していると説明。生活費の高騰や米国関税、カンボジアとの国境紛争がマイナス要因となった。

項目別では、全体経済45.6(前月46.7)、雇用49.8(同50.6)、6カ月後所得59.6(同60.9)。現在の景況感36.7(同37.6)、6カ月後の景況感58.9(同60.1)。全項目が5カ月連続で低下した。

不安定な内政が続く場合、消費者は景気回復への信頼感を失う恐れがあるという。

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