タイのホテル・不動産開発大手デュシット・インターナショナルは31日、日本茶の生産・販売を手がけるTeaRoom(東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。デュシットの日本初進出となるホテル「デュシタニ京都」と「ASAI京都四条」を通じ、京都の茶畑運営に参画する。


同社によると、京都の和束に茶畑「デュシット・ティー・ガーデン」を設立・運営。有機農法で栽培した日本茶を、同社の2軒のホテルで9月頃から提供する。また、2軒のホテルから排出される生ごみを堆肥化し、茶畑に還元する取り組みを予定している。

9月にオープンする「デュシタニ京都」には、日本茶の文化体験ができるティーサロンを設置するほか、同ガーデンでの茶摘み体験などのグリーンツーリズムも展開する。また、同ガーデンで生産した日本茶のタイ輸出も目指すという。

同社は、世界各地で展開するホテルで、「サステナビリティとローカリティ」をテーマにした活動を展開。

デュシタニ京都とASAI京都四条では、第一弾として、京都独自の日本茶文化にフォーカスした活動に着手する。