レンジャーズのモレロス photo/Getty Images
スコットランドでは得点量産
現在フランスのリヨンでプレイするFWムサ・デンベレは、スコットランドの強豪セルティックで結果を残してステップアップしたストライカーだ。今、それに続くのではと期待を集めている選手がいる。
スコットランドの古豪レンジャーズでブレイクする22歳のコロンビア人FWアルフレド・モレロスだ。
コロンビア代表にも選ばれているストライカーは、今季もリーグ戦で16得点8アシストを記録。指揮官スティーブン・ジェラードの下で順調に伸びているのだ。
英『Herald Scotland』はデンベレとモレロスを比較しているが、得点記録は似ている。デンベレはセルティックで通算94試合に出場し、51得点18アシスト。一方でモレロスはレンジャーズで85試合に出場し、46得点19アシストを記録している。1試合平均得点率はデンベレが0.54点、モレロスは0.55点だ。
これだけの成績を残しているとなれば、当然モレロスにも引き抜きの手が忍び寄る。英『Daily Record』は、ドイツのフランクフルトが強い興味を示していると伝えている。すでにスカウトも派遣しているようで、現在フランクフルトで暴れるルカ・ヨビッチやアンテ・レビッチがビッグクラブに引き抜かれる場合に備えているのだろう。
さらにドルトムントやレスター・シティもモレロスに興味を示しているようで、ステップアップの時は近い。懸念材料なのは気性の荒さで、モレロスはFWの選手ながら今季リーグ戦で3度も退場している。
イエローカードの枚数も9枚と多く、これはデンベレとの違いだ。そのハードなプレイからモレロスをルイス・スアレスと比較する意見まであり、この部分は移籍先でも苦労することになるかもしれない。
ラダメル・ファルカオ、カルロス・バッカなどコロンビアからは優れたストライカーが次々と出てくるが、モレロスもその仲間入りを果たそうとしている。レンジャーズとは2023年まで契約を結んでいるが、スコットランドのNo.1ストライカーが欧州五大リーグへ挑戦する日はそう遠くはないはずだ。
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