ユヴェントスが獲得したデミラル(右) photo/Getty Images
今夏獲得した21歳は誰だ
今夏もアドリエン・ラビオやアーロン・ラムジーなど世界的になの知られた名手を獲得してきたユヴェントスだが、若手有望株のチェックも忘れてはいない。5日にはサッスオーロからトルコ代表DFメリフ・デミラルの獲得を発表した。
ラビオやラムジーに比べると、デミラルの名前は決して有名ではない。今年の1月にサッスオーロへ加わるまでは母国トルコのアランヤスポルでプレイしていた選手で、何ともスムーズなステップアップでイタリア王者へ加わることになった。
『90min』はさっそくデミラルがどんな選手なのか特集しているが、デミラルはすでにトルコのA代表でプレイしている。昨年11月のウクライナ戦でデビューを果たしており、EURO2020予選でもすっかり主力だ。シャルケへ移籍した19歳DFオザン・カバクもトルコの注目若手センターバックだが、デミラルもそれは同じだ。トルコも2人には大きな期待をかけているに違いない。
トルコといえば6月に行われたEURO2020予選でフランス代表を2-0でシャットアウトしたことが話題となったが、デミラルはそのゲームにもスタメン出場している。同メディアもキリアン・ムバッペやアントワーヌ・グリーズマン、ポール・ポグバらを封じ込めたと称えており、デミラルには大きなポテンシャルが備わっている。
ユヴェントスといえばアンドレア・バルザッリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニの3人で構成される守備版「BBC」が1つの自慢だったが、伊『Calciomercato』はデミラルが新たなクラブの看板DFになれるかもしれないと期待をかけている。ユヴェントスはデミラルの他にもアヤックスDFマタイス・デ・リフト、ジェノアDFクリスティアン・ロメロにも関心を寄せているため、将来的にBBCではなくDDRなる守備ユニットが完成する可能性を伝えている。デ・リフトはもちろんだが、ロメロも21歳と若いセンターバックだ。
最終ラインの若返りはユヴェントスにとっての重要なテーマだが、BBCに代わる頼れるユニットを見つけられるのか。
デミラルはその第一歩だ。
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