はたして、ネイマールの去就はどう決着するのか photo/Getty Images
仏メディアが指摘
今夏のバルセロナ復帰が盛んに噂されているパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール。最初の報道がなされてからしばらく時間が経過したが、移籍市場閉幕が目前に迫った現在、交渉は急展開を見せている。
これまで、PSGがネイマールに設定している移籍金が高額すぎるとしてなかなか進展が見られなかったこの取引。しかしスペイン『as』によると、バルセロナが1億3000万ユーロ(約153億円)以上の金銭を支払うことに加え、クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチの譲渡とフランス代表FWウスマン・デンベレの1年間レンタルを交渉材料に含めたことで、PSGがこれを受け入れる可能性が出てきたとのこと。バルセロナはようやく突破口が見えた格好だ。
しかし、仏『France Football』はPSGがこの条件をのむべきではないと主張。3つの理由からオファーを断るべきと考えている。
1.単純に弱体化する
怪我がちだったとはいえ、ネイマールは試合に出場する度に違いを生み出していた。クラブの悲願であるチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げるため、前線には複数のビッグネームが必要だろう。ネイマールレベルのアタッカーは世界中を見渡してもそうはいない。手放してしまえば、後釜はそう簡単に見つからないはずだ。
2.ラキティッチの衰え
同メディアは「ラキティッチの実力は以前のレベルにない」と主張。クロアチア代表MFの加齢による衰えを危惧している。たしかにラキティッチが今も全盛期のレベルにあれば、バルセロナが条件に含めることはなかったかもしれない。
3.デンベレのモチベーション
現地では、デンベレがバルセロナ残留を望んでいるとの報道がなされている。無理やり移籍させられると言っても過言ではなく、このままでは加入したとしても彼がパリでやる気十分のパフォーマンスを披露するとは考えづらい。私生活にも難ありと言われるFWの扱いづらさもマイナスポイントだ。
これらの懸念事項が揃う中、はたしてPSGは首を縦に振るのだろうか。決断の時は迫っている。
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