"死の組"グループFに入ったバルセロナ photo/Getty Images
いずれも侮れない相手と主張
バルセロナの欧州における戦いは最初から険しいものとなるかもしれない。現地時間29日にUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ組み合わせ抽選会が行われ、バルセロナはグループFに入った。
同グループはイタリアの名門インテルとドイツの強豪ドルトムントが同居するいわば“死の組”だ。
この抽選結果を受けて、スペイン『EL PAIS』はバルセロナに「油断は禁物」と警告を発する。同メディアはグループFを「非常に難しいグループ」と称し、どのチームも侮れない相手だと主張している。
最初に紹介されたのは、昨季ブンデスリーガでバイエルン・ミュンヘンと激しい優勝争いを繰り広げたドルトムントだ。これまでも強力だったスカッドにDFマッツ・フンメルスが復帰し、FWユリアン・ブラントやFWトルガン・アザール、DFニコ・シュルツといったドイツ屈指の実力者も加えた同クラブは間違いなくこのグループにおける最大のライバル。一筋縄ではいかない相手だろう。
今季から名将アントニオ・コンテ監督を招聘したインテルも忘れてはいけない。同監督の下、彼らはマンチェスター・ユナイテッドからFWロメル・ルカクやFWアレクシス・サンチェス、アトレティコ・マドリードからDFディエゴ・ゴディンなどを補強し充実の陣容を整えている。大金を投じ、スクデット争いに殴り込みをかけるインテルはCLにおいても猛威を振るうだろうと同メディアは予想している。
そして、そこまで注目されてこそいないがスラヴィア・プラハも簡単には倒せないチームだ。昨季ヨーロッパリーグでセビージャを撃破した彼らに、同じスペインクラブのバルセロナが足元をすくわれる可能性は十分にあると同メディアは考えている。抽選会で同クラブの幹部はあきらめにも似た苦笑を浮かべていたが、大舞台での“ジャイアントキリング”に期待がかかる。
はたして、今季のバルセロナはCLでどこまで駒を進めることができるのか。久々に彼らが欧州制覇を成し遂げる瞬間をファンは待ちわびている。
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