8月25日に行われたボーンマス対マンチェスター・シティの一戦。シティのMFシルバ(21番)がPA内でレルマ(8番)に倒されるも、ノーファウル判定に photo/Getty Images
プレミアの審判チーフが発表
プレミアリーグでは今季よりビデオアシスタントレフェリー(VAR)制度が導入されているが、早くも問題が生じてしまったようだ。プレミアリーグ審判チーフのマイク・ライリー氏は、本来であればVAR制度を活用し、主審が下したはじめの判定を正すべきだった場面が、今季の同リーグ第4節終了時点で4つあったと発表している。
主審が試合結果に大きく関わる“明らかな誤審”を犯したと思われるケースで、別室で試合映像をチェックしている審判員が主審に助言を与えることができるというのがこの制度の利点だが(ゴール判定、PK判定、退場判定、カードを提示する選手の誤認を訂正する場合のみ、この制度の運用が可能)、一部の試合で反則の見落としや、主審に適切な助言を行えていないケースがあったようだ。英『THE Sun』や『BBC SPORT』などが報じている。
ライリー氏によって公表された4つの誤審は以下の通り。プレミアリーグにVAR制度が導入されてまだ間もないが、現地の審判員はこの制度を正しく運用できるだろうか。
①ボーンマス×マンチェスター・シティ(第3節)
シティのMFダビド・シルバが敵陣ペナルティエリア内で相手MFジェフェルソン・レルマに倒されたにも関わらず、PKが与えられなかった(PK判定に正すべきだった)。
O pisão de David Silva pic.twitter.com/oWJYDDacsu
— Mauro Cezar (@maurocezar) August 25, 2019
参照元:Twitter
②ボーンマス×レスター(第4節)
レスターのMFユーリ・ティーレマンスが相手FWカラム・ウィルソンの足を踏んだものの、レッドカードは提示されなかった(判定を正し、ティーレマンスを退場させるべきだった)。
参照元:TwitterTo not even give a foul for this Youri Tielemans’ challenge on Callum Wilson should be the definition of a ‘clear and obvious error’.
— Duncan Castles (@DuncanCastles) August 31, 2019
VAR is a bad idea. Still worse to introduce all its problems then not use it to sanction aggression like this. #LEIBOUhttps://t.co/PgyeaxfGpp pic.twitter.com/3tSy7brSF3
③ウェストハム×ノリッジ(第4節)
ウェストハムのFWセバスティアン・ハラーが敵陣ペナルティエリア内で相手FWトム・トリブルに倒されたものの、PKが与えられなかった(PK判定に正すべきだった)。
④ニューカッスル×ワトフォード(第4節)
ニューカッスルが同点に追いついた前半41分の場面。同クラブMFアイザック・ヘイデンの手に当たったボールが味方DFファビアン・シェアに繋がり、得点に結びついた(ヘイデンのハンドの反則をとり、ノーゴールに訂正すべきだった)。
参照元:youtube(当該場面は0分45秒~)
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