レアルを撃破したPSG photo/Getty Images
負けたレアルのことばかり話題になっているが……
チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でパリ・サンジェルマンに0-3のスコアで敗れたレアル・マドリードのことばかりが話題となっているが、レアルを撃破したパリのことも称賛すべきだろう。今のレアルが問題を抱えているとはいえ、ネイマール、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニを欠いた中で3-0のスコアでレアルを撃破するのは簡単ではない。
英『FourFourTwo』は、ついにパリがチャンピオンズリーグで脅威となる時がきたのではないかと注目している。パリはこれまでも優勝を狙う力はあると言われてきたが、2016-17シーズンからは3シーズン続けてベスト16で敗れるなど思うような結果が出ていない。しかし、今季のパリは一味違う。
攻撃陣のレベルは説明するまでもない。ネイマール、ムバッペ、カバーニを欠いても、アンヘル・ディ・マリアに新加入のマウロ・イカルディとワールドクラスの選手が揃う。前線の層の厚さは間違いなく欧州屈指のレベルだ。
加えて同メディアが称えたのはエヴァートンから獲得したMFイドリッサ・ゲイェだ。中盤で相手を潰せるゲイェは近年のパリに不足していたタイプのMFで、同じく中盤でファイトできるアンデル・エレーラが加わったことも大きい。彼らが走り回ることで、マルコ・ヴェッラッティの攻撃性を活かすことも可能となるだろう。派手な補強ではないが、ゲイェとエレーラの加入で中盤にバランスがもたらされたのは間違いない。
元より攻撃陣は豪華だったため、手を加えるべきは守備の部分だった。最終ラインにはアブドゥ・ディアロも加わり、層は厚くなっている。
まだグループステージの1試合を消化しただけだが、今季のパリにはこれまで以上の期待をかけてもいいだろう。近年は決勝トーナメント1回戦のクジ運が悪かっただけに、そこさえクリアできれば上位進出は見えてくる。最低でもベスト4には入るべき戦力だろう。
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