バルセロナのグリーズマン photo/Getty Images
100%能力を活かせているとは言えず
バルセロナはいったいFWアントワーヌ・グリーズマンをどう活かせばいいのだろうか。今夏に1億2000万ユーロもの契約解除金を支払って獲得したはいいが、ここまではグリーズマンの能力を100%引き出すことができていない。
スペイン『as』が気にしているのは、左サイドでの起用が続いていることだ。バルセロナは2日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でインテルと対戦したが、このゲームではリオネル・メッシも先発に復帰。メッシが右、中央にルイス・スアレス、そして左にグリーズマンが入る豪華な3トップが実現した。
しかし、グリーズマンが左サイドで個性を発揮できるかは微妙だ。左のウイングもこなせるが、アトレティコ・マドリードでは中央で起用されることの方が多かった。フランス代表でもオリヴィエ・ジルーを頂点に、キリアン・ムバッペとグリーズマンが自由にポジションを動かしながらプレイする形でロシアワールドカップを制している。左サイドで固定されるケースはあまり多くないのだ。
バルセロナではあくまでメッシが中心であり、まずはメッシが気持ちよくプレイできる環境を整えることが最優先となる。グリーズマンもメッシと同じ左利きであることを考えると、右サイドからカットインする方が向いているのかもしれない。しかし、右サイドはメッシのものと決まっている。
おそらくグリーズマンがバルセロナに加入してからのベストゲームは、2得点1アシストを決めた8月25日のレアル・ベティス戦だ。このゲームではスアレスもメッシも不在だったため、グリーズマンが3トップの中央に入っている。
ただし今回のインテル戦ではスアレスが2得点を挙げる活躍を見せている。中央からスアレスを外すことも難しい。同メディアはグリーズマンのベストポジションを巡る議論は続くと伝えているが、指揮官エルネスト・バルベルデは答えを見つけられるのか。
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