チェルシーのジョルジーニョ photo/Getty Images
正確な繋ぎでチームに貢献する職人
優れたパサーであるかどうか、サッカーの世界ではアシスト数が重視されることがある。アシストを量産していれば名パサーと評価されるが、組み立ての部分で優れたパスを連発していても称賛を受ける機会が少ない。
チェルシーでプレイするMFジョルジーニョはその代表的な選手と言えるかもしれない。結果に残るアシストを連発する選手ではないが、最終ラインと前線を繋ぐ正確無比なリンクマンとして自分の仕事を黙々とこなす職人だ。
昨季マウリツィオ・サッリの下でチームが思うような結果を得られなかった時、ジョルジーニョのアシスト数が少ないことも問題に挙げられていた。サッリ体制が昨季限りで終了したことでジョルジーニョの立場が危ういものになってくるのではないかとの予想もあったが、ここまでは新指揮官フランク・ランパードの信頼もしっかりと掴んでいる。
英『METRO』によると、そのパフォーマンスを元トッテナム指揮官ハリー・レドナップ氏も称える。レドナップ氏はトッテナムでルカ・モドリッチを指導してきた人物だが、ジョルジーニョに似た感覚を抱いているようだ。
「ジョルジーニョはそれほど称賛を受けない選手だ。なぜなら、他の選手のようなアシストを記録するパスがないからね。だが、それはプレミアリーグ時代のモドリッチもそうだった。我々は全員が思っていたものだ。彼は多くの得点も決めないし、アシストもしないと。だが彼には違いを生み出すパスがあり、今季もジョルジーニョは印象的だよ」
今季ジョルジーニョはここまで1得点2アシストを記録しているが、この数字だけがジョルジーニョの全てではない。
ランパードもジョルジーニョの能力を信用しているはずで、チームのビルドアップを助けるパフォーマンスはもっと評価されるべきか。
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