中盤の掃除屋であるファビーニョにはピッタリなニックネームだと思われたが…… photo/Getty Images
若者にはウケなかった?
リヴァプールといえばモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノという3人で形成される世界屈指の強力な前線ユニットを擁するチーム。そんなイメージを抱いている人も多いだろう。
しかし、リヴァプールには中盤にも優秀な人材を抱えているということを忘れてはいけない。同クラブには絶え間なくピッチを走り回りボールを回収、奪ってからすかさず前線にパスを供給する仕事人タイプのMFが揃っている。3トップが安心して自分の仕事に集中できるのは、こういった選手たちのハードワークのおかげとも言える。その中でも、中盤の底でことごとく相手の進撃を阻止するMFファビーニョの貢献度は高い。彼はプレミア特有の肉弾戦に対応できるだけのパワーやサイズを備えており、献身的なハードワークも欠かさない。加入直後こそベンチを温める機会が多かったものの、次第にチームのスタイルに適合し今では押しも押されもせぬレギュラーに定着している。
そんな中盤の掃除屋であるファビーニョは先月、ユルゲン・クロップ監督から“Dyson”とのニックネームをつけられた。これは大手掃除機メーカーの名前から取ったものだ。しかしこのニックネーム、なかなか浸透していないようだ。ファビーニョはチーム内において、もう一つ別のニックネームがあるとクラブ公式サイトのインタビューで明かしている。
「あまり数は多くないけど、僕のことを“Dyson”と呼ぶ人はいるね。クールなニックネームだ。でも、チーム内では“Flaco(スキンヘッド)”って呼んでくる選手の方が多いよ。“Dyson”はクロップが言う前から(ジェイムズ・)ミルナーが言ってたかな。それもかっこいいんだけどね。(フィルジル・)ファン・ダイクが言い始めて以来、今では大多数が僕のことを“Flaco”って呼ぶんだ」
どうやら、彼のことを“Dyson”と呼ぶ人間は、ほぼクロップ監督やミルナーといった年長者のみなようだ。センスは悪くないようにも思えるが、若い選手にはあまりウケなかったか。
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