元イングランド代表のオーウェン photo/Getty Images
超早熟のFW
まさにガラスのストライカーといったところだろうか。怪我さえなければ世界最高クラスのストライカーとして長く活躍できたであろう選手がいる。
2001年に21歳の若さでバロンドールも獲得した元イングランド代表FWマイケル・オーウェンだ。リヴァプール、さらにレアル・マドリードで活躍したオーウェンは、イングランドサッカー史に残る名ストライカーで間違いない。
しかし、怪我に泣かされた選手でもあった。超早咲きだったキャリアを維持することに苦しみ、トップクラスから早々に脱落することになってしまったのだ。
英『Independent』によると、オーウェンも23歳から下り坂になってしまったとキャリアを振り返る。20歳前後の時は世代最強クラスの選手との自信があったようだが、怪我で狂わされてしまった。
「20歳まで僕は世代の中でも世界最高の1人だった。それは一定期間続いたけど、怪我でスローダウンしてしまった。23歳で下り坂となったんだ」
オーウェンは19歳でハムストリングを傷め、完璧に治すことができなかったとも嘆いている。それでも得点力は確かで、2004年に移籍したレアルではリーグ戦1878分間のプレイタイムで13得点を記録した。
これは当時レアルに在籍していたロナウド(2802分間で21得点)、ラウール・ゴンザレス(2582分間で9得点)のペースを上回る。万全の状態ならば、ロナウドをも上回る評価を得ていた可能性だって考えられる。
全盛期の時間は短かったが、オーウェンは世代最強ストライカーの1人で間違いない。怪我さえなければ、バロンドールをもう1回くらい獲得することはできたかもしれない。
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