リヴァプールへ移籍した南野 photo/Getty Images
ソン・フンミンを止められる数少ない候補者に
やはりと言うべきなのか、2019年の「ベスト・フットボーラー・イン・アジア」には3年連続でトッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミンが選ばれた。
このタイトルは2013年からスタートしたもので、中国の『タイタン・スポーツ』が創設したものだ。
2017年からの3年間は間違いなくソン・フンミンがアジア最高のプレイヤーだったが、2020年にこの支配を終わらせるプレイヤーは出てくるだろうか。『FOX Sports Asia』が期待をかけるのは、もちろんリヴァプールへ移籍した日本代表FW南野拓実だ。
リヴァプールは昨季チャンピオンズリーグ制覇を果たし、今季もプレミアリーグで首位を独走中だ。単純にタイトルだけで判断するならば、南野はソン・フンミンより有利な立場にあると言っていい。シーズン途中の加入とはいえ、ソン・フンミンがまだ1度も獲得したことがないプレミアリーグのタイトルを手にしようとしているのだ。
問題は、個人の部分で南野がソン・フンミン以上のパフォーマンスを見せられるかどうか。同メディアも「南野はソン・フンミンと同じくらいリヴァプールで重要な存在となれるのか。簡単ではないだろう」と伝えており、南野がバックアッパーの立ち位置から抜け出せない場合はソン・フンミン超えの可能性は低くなってしまう。
これまで同賞は日本人選手、韓国人選手が支配しており、2013年は本田圭佑、2016年は岡崎慎司が受賞。ソン・フンミンは2014年、2015年と合わせ、今回で5回目の受賞となる。
「ソン・フンミンにとってお馴染みとなったタイトル獲得をストップする次のプレイヤーは、プレミアに渡った新たな日本人選手だろうか?」
同メディアはこのように伝えており、岡崎以来となる日本人選手の受賞を狙いたい。
2019年のベスト・フットボーラー・イン・アジアの投票ではソン・フンミン、カタールのFWアクラム・アフィーフに次いで南野が3番目に多くの票を獲得している。ソン・フンミンとの差は縮まってきているはずで、2020年はアジア最高のプレイヤーになりたいところだ。
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