現在はマンUのU-18チームでプレイするメイブリ photo/Getty Images
「真のリーダーと言える選手」
これまで数々の名手が務めてきたマンチェスター・ユナイテッドのキャプテン。ブライアン・ロブソン、スティーブ・ブルース、エリック・カントナ、ロイ・キーン……。
そんな名キャプテンたちの系譜を受け継ぐ男が、下部組織にいるかもしれない。それは現在U-18チームでプレイしているMFハンニバル・メイブリだ。現在17歳のメイブリはU-17フランス代表にも選出されているセンターハーフ。昨夏その才能を買われ、ASモナコから移籍してきた逸材だ。
そのメイブリは類稀なるリーダーシップも兼ね備えていると、マンUの育成部門を任されるニッキー・バット氏が太鼓判を押している。同氏は英『Manchester Evening News』のインタビュー内で、この17歳のリーダーとしての資質を次のように称賛した。
「ハンニバルはピッチ上で常にリーダーのように振舞っている。ロイ・キーン、スティーブ・ブルース、ブライアン・ロブソンのように激しく物事を言うことがあるよ。しかし、その一方でポール・スコールズやデイビッド・ベッカム、ライアン・ギグスのように静かにリーダーシップを発揮するときもあるんだ。多くは語らずとも、彼らは自身のプレイや懸命さでチームを引っ張った。ハンニバルは必要に応じてその両方を使い分けることができるんだ。
味方を奮い立たせるような激しさを見せる時もあれば、自身の背中でチームを引っ張る時もあるというメイブリ。まだ17歳ではあるが、ピッチの上で年齢は関係ない。それだけにトップチームにさえ昇格すれば、腕章を託される日も近いかもしれない。
規格外のリーダーシップを備えたマンUの希望。はたして今後、メイブリはイングランドの名門で歴代レジェンド並みの主将となることができるか。まずはトップチームでレギュラーとしての地位を確立したいところだ。
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