フェイエノールトでプレイしていた小野 photo/Getty Images
色褪せぬフェイエノールト栄光の日々
オランダの名門・フェイエノールトでプレイした名手で忘れてはならないのが、元日本代表の天才MF小野伸二だ。小野がフェイエノールトを離れてから15年の時が経過したが、今でもオランダで愛される存在なのだ。
オランダ『Voetbalzone』は「21世紀のフェイエノールト・ベストイレブン」を作成しているが、小野は[4-3-3]の中盤で選出されている。2001-02シーズンにはUEFA杯も制しており、タイトルの面でもベストイレブン入りにふさわしいと言える。
「小野は2001年に浦和レッズから加入し、すぐに才能あるプレイメイカーだと判明した。サポーターはすぐに小野を認め、常にお互いの愛があった」
同メディアはこのように小野を紹介しており、そのテクニックは誰もが認めている。また優勝した2001-02シーズンのUEFA杯では、準々決勝で同国のライバル・PSVとPK戦までもつれたのだが、このPK戦でフェイエノールトのキッカー1番手を務めたのが小野だ。
小野はこれをきっちり決めており、重要なPK戦で1番手を任されるところも技術の高さが認められていた証と紹介されている。すでにこの大会ではフライブルク、レンジャーズ相手に得点を記録していたため、小野ならばPKは外さないとの感覚があったことを同メディアも伝えている。
さらに凄いのは、今回の21世紀フェイエノールト・ベストイレブンの中で小野が4番目に高い人気を誇っているということだ。同メディアはこのベストイレブンの中でNo.1のスターは誰かとサポーターにアンケートを取っているのだが、そこで小野は4番目に多い9%の票を集めている。
最も多い29%の票を獲得したのは2011-12シーズンに23試合20得点8アシストと圧巻のパフォーマンスを見せたFWヨン・グイデッティ、2位は小野と一緒にUEFA杯も制した当時の主将ポール・ボスフェルトで23%、3位はフェイエノールトの下部組織出身で1997年から10年にわたって活躍したDFクリスティアン・ギャンで14%。小野はこの3人に次ぐ人気となっている。
小野がフェイエノールトにとっていかに重要な存在だったのか。
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