フィテッセで少しだけプレイした本田 photo/Getty Images
エールディヴィジの歴史に残るワースト補強に?
オランダのPSVにとって特別な選手だった元オランダ代表MFイブラヒム・アフェライのことを覚えているだろうか。
34歳と大ベテランになったアフェライは、昨夏PSVに復帰。
ところが、アフェライはリーグ戦で106分間しかプレイせず今季終了。今夏に退団する運びとなった。
これを受けてオランダ『Voetbalzone』は、「エールディヴィジで失望に終わった補強」をランキング形式で紹介。何と、この中に日本人選手が2人も入っているのだ。
今回のワースト補強ランキングは計18人で構成されているのだが、まずワースト17位に日本の韋駄天FW宮市亮。
宮市はフェイエノールトでこそ抜群の働きを披露したが、その後トゥエンテにレンタル移籍した時は大失敗だった。コンディションも上がらず、下のカテゴリーでプレイする機会も増えた。期待はずれと言われても仕方がないだろう。
もう1人の日本人選手は、ワースト3位に入ったMF本田圭佑。
本田の場合は少々特殊だが、2019年冬に移籍したフィテッセを指揮官解任と時を同じくして退団。話題を集めただけで終わってしまい、成功か失敗かすら判断が難しい結末となってしまった。
同メディアもVVVフェンロの頃とは違ったと取り上げているが、その時と同じ活躍を求めていたサポーターの期待は裏切られてしまった。
宮市と本田に共通しているのは、1度はエールディヴィジで結果を残していたということだ。宮市はフェイエノールト、本田はフェンロと、オランダのサッカーファンはその時のことを覚えている。
だからこそ、2度目の失敗がイメージを悪くしてしまった。最初の期待が大きかっただけに、余計に失敗が目立つ結果となっている。
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